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J-GLOBAL ID:201702259516253797   整理番号:17A0579209

慢性神経圧迫を治療するためのキトサン-セリシン抱合体足場からのNGFの持続性局所放出

Sustained Local Release of NGF from a Chitosan-Sericin Composite Scaffold for Treating Chronic Nerve Compression
著者 (13件):
資料名:
巻:号:ページ: 3432-3444  発行年: 2017年02月01日 
JST資料番号: W2329A  ISSN: 1944-8244  CODEN: AAMICK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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慢性神経圧迫(CNC)の治療を目的として,神経増殖因子(NGF)を持続的に放出するゲニピン架橋性キトサン(CS)-セリシン(CS)抱合性三次元足場を開発した。CSおよびSS混合液にゲニピン溶液を加え,さらにNGFを添加することで,NGFを封入したCS-SS抱合性足場を製造した。CS-SS抱合性足場は優れた機械的性質を持つとともに,生物的適合性および生物分解性も示した。CS-SS抱合性足場上ではシュワン細胞を培養でき,シュワン細胞はそれら足場の上で増殖できた。CS-SS抱合性足場の分解産物は,神経機能の回復に寄与するグリア細胞由来神経栄養因子,早期増殖応答2,および神経細胞接着分子のシュワン細胞におけるmRNA量を増やす効果を示した。また,それら分解産物はマクロファージにおける炎症促進性サイトカインである腫瘍壊死因子αやインターロイキン-1βのmRNA量を減らす効果も示した。CS-SS抱合性足場に封入したNGFの90%は8日間以内に放出され,40日間以内で全て放出された。また,足場から放出されたNGFは,ラット副腎髄質褐色腫由来細胞株PC12の神経突起伸長を誘導できた。CNC動物モデルにおけるNGFを封入したCS-SS抱合性足場の注入は,神経痛を減らし,神経伝導速度を増加させ,微小構造回復を促進し,腓腹筋ジストロフィーを緩和した。NGFを封入したCS-SS抱合性足場は,CNCの治療法として有望である。
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