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J-GLOBAL ID:201702259536161910   整理番号:17A1160267

ハルパゴシドは初代ヒト変形性関節症軟骨細胞におけるIL-6発現を抑制する【Powered by NICT】

Harpagoside suppresses IL-6 expression in primary human osteoarthritis chondrocytes
著者 (3件):
資料名:
巻: 35  号:ページ: 311-320  発行年: 2017年 
JST資料番号: W2653A  ISSN: 0736-0266  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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変形性関節症の病因(OA)における炎症反応の関与を支持する証拠が高まっている。Harpagophytum procumbens(Hp)の生理活性成分の1つ,ハルパゴシドは抗炎症特性を有することが示されている。ここでは,OAの炎症のin vitroモデルを用いたIL-6およびマトリックス分解プロテアーゼのような炎症性サイトカイン/ケモカインの産生を抑制するハルパゴシドの可能性を検討した。著者らはさらに,初代ヒトOA軟骨細胞におけるハルパゴシドのありそうな標的を検討した。OA軟骨細胞はIL-1β刺激前ハルパゴシドにより前処理した。92サイトカイン/ケモカインのmRNA発現プロファイルはTaqManヒトケモカインPCRアレイを用いて測定した。選択されたmRNAsの発現レベルはTaqManアッセイを用いて確認した。IL-6とMMP-13の蛋白質レベルは,ELISAと免疫ブロッティングにより分析した。シグナル伝達蛋白質の全蛋白質レベルと燐酸化を,免疫ブロッティングにより測定した。IL-6とc-Fosの細胞内局在は免疫蛍光と共焦点顕微鏡によって実行した。c FOS/AP- 1のDNA結合活性はELISAにより測定した。ハルパゴシドはIL-1β刺激OA軟骨細胞における全体的なケモカイン発現プロファイルを有意に変化させた。IL-6の発現は,IL 1βにより高度に誘導された,ハルパゴシドとOA軟骨細胞の前処理により有意に阻害された。ハルパゴシドはNF-κBとC/EBPβ転写因子のIL-1β誘導活性化を阻害しなかったがc-FOSのIL-1β誘発誘導,りん酸化およびDNA結合活性,AP-1転写因子の主要成分の一つを抑制した。さらに,ハルパゴシドは病的状態下でのOA軟骨細胞におけるMMP-13の発現を有意に阻害した。IL-6のsiRNAが仲介するノックダウンはMMP-13発現とIL-6の役割を直接結びつけるMMP-13の抑制された発現と分泌をもたらした。総合すれば,本研究は,ハルパゴシドは病的状態下でのOA軟骨細胞におけるc-FOS/AP- 1活性を抑制することにより仲介される炎症性刺激を阻害することにより有意な抗炎症効果を発揮することを示唆する。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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