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J-GLOBAL ID:201702259539822290   整理番号:17A1086499

都市域におけるイソシアン酸の大気発生源としてのディーゼル機関の調査

Investigating diesel engines as an atmospheric source of isocyanic acid in urban areas
著者 (11件):
資料名:
巻: 17  号: 14  ページ: 8959-8970 (WEB ONLY)  発行年: 2017年07月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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タバコの煙,都市環境,バイオマス燃焼に影響された地域でみられる酸性ガスのイソシアン酸(HNCO)は,健康悪影響をもたらす。ガソリンとディーゼル機関,バイオマス燃焼がHNCOを排出することが知られており,大気中でHNCOを光化学反応で生成させるアミドなどの前駆体を排出すると仮説されている。ますます,米国など先進国におけるディーゼル機関は,窒素酸化物の排気ガスを低下させるための選択触媒還元(SCR)システムの使用が求められる。SCRでの化学反応が,中間生成物としてHNCOを生成することが知られており,SCRシステムが,HNCOの大気発生源と示唆されてきた。本研究で,著者等は,SCRのシステムを備えたディーゼル機関からのHNCO排出を測定し,過去のデータと合わせ,三次元化学輸送モデル(CTM)を,都市環境でのHNCOの大気中濃度と発生源/経路の寄与をシミュレーションするために用いた。機関の試験を,3つの異なる機関負荷2つの異なる燃料使用,複数の運転条件で行ったHNCOは,酢酸化学イオン化質量分析を用い,測定した。ディーゼル機関が,主に,HNCOを排出することが分ったが(3.90mg kg-fuel-1),SCRシステムやその他の後処理機器(すなわち,酸化触媒,粒子フィルタ)がHNCOを生成し,排出を高めるという何らの証拠も見られなかった。CTM予測は,都市域におけるHNCOについて唯一利用可能な観測データセットと良く一致し,二次過程からの寄与を過小評価した。比較は,ディーゼル機関が,都市域におけるHNCOの最大の発生源であることを示唆した。CTMは,HNCOの日平均濃度が最大110pptvに達するが,ヒトへの生理的影響に結び付く1ppbvレベルより1桁低いと,予測した。他燃焼源(ガソリン,バイオマス燃焼)からの前駆体寄与と冬季の条件は,HNCO濃度を高めたが,今後の研究での調査も必要である。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
気圏環境汚染  ,  その他の汚染原因物質  ,  圧縮点火機関 

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