文献

J-GLOBAL ID：201702259618682854   整理番号：17A1762537

花き栽培における施肥・土壌管理 ケイ酸カルシウムによる鉢花類の品質向上-アッサムニオイザクラ,ビオラ-

著者 (2件)： 渡辺淳 (山梨県総合農技セ 高冷地野菜・花き振興セ) ,  谷田貝敦 (首都圏土壌医の会)
資料名： 土づくりとエコ農業
巻： 49  号： 6  ページ： 20-26  発行年： 2017年11月20日 
JST資料番号： Z0699A  ISSN： 2186-568X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 用土の可給態マンガン過剰によるアッサムニオイザクラの褐色斑点症状を抑制可能な方法として,ケイ酸カルシウムの施用が効果的であることが明らかとなった。用土の酸度矯正を持続的に行うには「鉱さいケイ酸質肥料」「副産石灰肥料」「軽量気泡コンクリート粉末肥料」の適用が効果的であるが,使用する用土のpHや使用局面を考慮の上で種類や量を選択することが重要である。また,今回,ケイ酸効果によると推察される障害抑制も示唆されたので,この点からも単に酸度矯正によるものではなく,何らかのケイ酸カルシウム資材(肥料)を適用することが望ましいと思われる。

シソーラス用語： *ケイ酸カルシウム ,  *土壌管理 ,  *スミレ科 ,  観賞植物 ,  改変 ,  *樹木 ,  栽培 ,  成分
準シソーラス用語： *ビオラ ,  鉢花 ,  品質向上 ,  *アッサムニオイザクラ ,  花木 ,  植物栽培 ,  施肥管理 ,  肥料成分

分類 (2件)： 花き・花木  (FC03044O) ,  土壌化学  (FB04040C)

引用文献 (5件)：

• 渡辺淳.2014.アッサムニオイザクラの葉に発生する褐色斑点症状の発生要因.山梨県総合農業技術センター岳麓試験地(成果情報)
• 馬場久美子.2015.アッサムニオイザクラの葉に発生する褐色斑点症状の発生抑制対策.山梨県総合農業技術センター環境部(成果情報)
• 渡辺和彦.2005.「続 有機は善、無機は悪?」.p.30-32.第17回 全国土の会 茨城大会大会資料.東京農業大学土壌学研究室
• 長尾明利.1999.わが国の気象・土壌条件における醸造用ブドウの品質向上に関する栽培学的研究.東京大学学位論文要旨・乙14323
• 谷田貝敦.2017.多孔質ケイ酸カルシウムによる作物品質・収量の向上.p.35-37.土づくりとエコ農業 Vol.49

タイトルに関連する用語 (7件)： 花き栽培 ,  施肥 ,  土壌管理 ,  ケイ酸カルシウム ,  鉢花 ,  品質向上 ,  ビオラ