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J-GLOBAL ID:201702259746037872   整理番号:17A0503526

ジペノシドXVIIは内皮の細胞死と酸化ストレスを低減することによりアテローム性動脈硬化症を防止する:ERαに介されるPI3K/Akt経路への洞察

Gypenoside XVII Prevents Atherosclerosis by Attenuating Endothelial Apoptosis and Oxidative Stress: Insight into the ERα-Mediated PI3K/Akt Pathway
著者 (37件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年02月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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植物性エストロゲンは,植物由来のエストロゲン様化合物である。植物性エストロゲンの薬理学的な作用は,主に,その酸化防止,消炎,および脂質低下によるが,これらは,エストロゲン受容体(ERs)に仲介されるものである。このエストロゲン受容体は,エストロゲン受容体α(ERα),エストロゲン受容体β(ER),および,たぶん,G蛋白質共役型エストロゲン受容体1(GPER)を指す。ギペノシドXVII(GP-17)は,アテローム性動脈硬化を含む心血管疾患を防止するために広く用いられているが,その治療的な効果の機構は,ほとんど明らかになっていない。本研究では,GP-17の高アテローム生成効果とその機構をin vivo とin vitroで評価することを目的とする。in vivo実験においては,GP-17は,ApoE-/-マウスにおいて,血液中の脂質濃度の大きな低下,抗酸化酵素の発現の向上,また,アテローム性動脈硬化の損傷サイズを低下させることが示された。in vitro実験では,GP-17は,酸化低密度リポ蛋白質(Ox-LDL)誘導内皮損傷を防止していた。このGP-17の予防的機構は,Ox-LDL誘導ヒト臍静脈内皮細胞損傷(HUVEC)における,正常の酸化還元状態の維持,Baxに対するBcl-2の発現比の増大,切断型カスパーゼ3の発現の阻害に介されるものであった。注目すべき点は,GP-17処理は,ERαの発現を増大させるが,ERβの発現は増大させないことである。しかし,GP-17の予防的な効果は,エストロゲンと同様に,ER拮抗剤であるICI182780およびホスファチジルイノシトール3キナーゼ(PI3K)阻害剤であるLY294002により阻止される。以上のように,今回の結果は,GP-17は,その酸化防止能により,ERαに介されるPI3K/Akt経路により,アテローム性動脈硬化を軽減することを提示している。(翻訳著者抄録)
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血管作用薬・降圧薬の基礎研究 
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