抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】深部静脈血栓症のリスクを早期に認識することは,血栓症の発生率を減少させるのに役立つ。本論文では、Autarリスク評価尺度を用いて、整形外科関節置換患者の深部静脈血栓形成リスクを予測する有効性を検証することを目的とする。方法:2014年11月から2016年2月までの間に10例の病院整形外科患者の症例資料を収集し、その中に深部静脈血栓症と診断された72例の患者を症例群とし、同時期に入院した144例の非深部静脈血栓形成患者を対照群とした。患者の病歴、実験室検査などの関連臨床資料を収集し、Autarリスク評価ツールにより患者に対して採点を行った。多変量ロジスティック回帰モデルを用いて,深部静脈血栓症の危険因子と深部静脈血栓症の発生リスクとの関係を分析した。【結果】合計216人の患者を登録した。症例群におけるAutarスコア(17.09±2.83)は,対照群(14.25±2.46)におけるそれより高かった(P<0.01)。ROC曲線下面積は0.789(95%CI:0.719~0.858)であり,統計的有意差が認められた(P<0.05)。ROC曲線のカットオフポイントが15であるとき,それらの間に有意差があった。Autarスケールの感度と特異度はそれぞれ88.57%、57.90%、Autarスケールにおける年齢>70歳、BMI>30、絶対臥床、静脈怒張、下肢損傷、整形外科手術は整形外科関節置換手術患者のDVT発生の主なハイリスク因子であり、Logistic回帰分析結果によると、症例群と対照群の間に有意差が認められた(P<0.05)。低リスク群と比較して,中等度リスク群における深部静脈血栓症のリスクは,統計的有意差がなかった(OR=1.178,95%CI:0.733~1.490,P=0.053)。高リスク群において,深部静脈血栓症のリスクは,より高かった(OR=5.356,95%CI:3.577~7.132,P<0.001)。結論:Autarリスク評価尺度は高リスクの整形外科関節置換患者がDVT発生のハイリスク集団であると評価された。リスク階層のグレードが増加するにつれて、整形外科関節置換患者のDVT発生リスクは増加した。そのため、Autarリスク評価尺度は整形外科関節置換患者のDVTリスクの評価に適している。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】