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J-GLOBAL ID:201702259984626197   整理番号:17A0695757

胚幹細胞へのナノ-およびイオン性銀の毒性:比較毒物遺伝学研究

Toxicity of nano- and ionic silver to embryonic stem cells: a comparative toxicogenomic study
著者 (5件):
資料名:
巻: 15  号: Apr  ページ: 15:31 (WEB ONLY)  発行年: 2017年04月 
JST資料番号: U7030A  ISSN: 1477-3155  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景:銀ナノ粒子(AgNPs)および銀含有産物の広域利用は,それらのヒト健康および環境への副作用についての公共の安全性を問題化する。AgNPsおよびイオン性銀(Ag+)の多くの体細胞タイプに及ぼすin vitro有毒作用は現在までよく確立されている。しかし,胚幹細胞(ESCs)における細胞性トランスクリプトーム(ESCs)に及ぼす影響は今まで調べられていない。結果:本研究は,マウスESCsの自然分化時に5.0μg/ml濃度のAgNPsによって誘導されるトランスクリプトーム変化を解析し,それらを同一条件下のAg+誘導性変化と比較した。24時間暴露後,101個の示差的発現遺伝子(DEGs)をAgNP処理細胞中で同定し,一方,Ag+に応答する400個の遺伝子を同定した。DEG数の大きな変化にも関わらず,調節遺伝子の機能的アノテーションおよび経路解析からは,AgNPsとAg+間の全体的類似性が示された。両場合とも影響された大部分の機能および経路は2つのカテゴリー(胚発生および代謝)に当てはまる。しかし,Ag+に関しては,がん関連の数多くの正準経路が見出されたが,AgNPsに関しては認められなかった。逆に,AgNPsによって,いくつかの熱ショック蛋白質およびメタロチオネイン蛋白質が上昇調節されたが,Ag+によるその作用は認められなかったことから,ESCsにおけるAgNPsの特異的酸化ストレス作用が示唆された。AgNPsの酸化ストレスおよびその下流のアポトーシスに及ぼす作用はフローサイトメトリー解析によって確認された。結論:以上の結果は,AgNPsおよびAg+両者とも潜在的に発生への副作用となり得るトランスクリプトーム応答は,本質的に同レベルであったが,AgNPsは,そのナノサイズ微粒子型に依って,ESCsへの特異作用を発揮した。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
発生と分化  ,  遺伝子発現  ,  毒性学一般 

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