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J-GLOBAL ID:201702260011141379   整理番号:17A0658575

脱脂Schizochytrium属種(鞭毛菌類)蛋白質加水分解物からのカルシウム結合能を有する特異的ペプチドとその分子特性

A Specific Peptide with Calcium-Binding Capacity from Defatted Schizochytrium sp. Protein Hydrolysates and the Molecular Properties
著者 (5件):
資料名:
巻: 22  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年04月 
JST資料番号: U7014A  ISSN: 1420-3049  CODEN: MOLEFW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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海洋微生物は新たな種類の蛋白質源であると提案されている。脂質抽出後に残った蛋白質を豊富に含む生物廃棄物を付加価値のあるバイオ製品に転換するための取り組みが必要とされている。したがって,脱脂Schizochytrium属種副産物から回収した蛋白質の利用は良い機会となる。脱脂Schizochytrium属種蛋白質加水分解物からゲル濾過クロマトグラフィーとRP-HPLCによってカルシウム結合能を有する特異的ペプチドTyr-Leu(YL)を精製した。YLのカルシウム結合活性は126.34±3.40μg/mgに達した。カルシウム結合機構を紫外,蛍光および赤外分光法によって調べた。その結果,カルシウムイオンがカルボキシル酸素原子とアミノ窒素原子,さらにアミド結合の窒素原子および酸素原子と配位結合を形成している可能性があることが明らかになった。YL-Caは優れた熱安定性と溶解性を示し,これは人体の基本的な腸管における吸収および輸送に有益であった。さらに,Caco-2細胞におけるカルシウムの細胞取り込みからは,YL-Caがカルシウム取り込み効率を向上させ,タンニン酸,シュウ酸,フィチン酸および金属イオンのような食物性阻害剤によって起きる沈殿からカルシウムイオンを保護することが可能なことが明らかになった。本知見は,Schizochytrium属種の副産物がヒトのための藻類を用いた機能性補助剤としてペプチド-カルシウムバイオ製品を製造するための有望な供給源であることを示す。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生体物質一般  ,  微生物の生化学  ,  ペプチド 

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