抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:重症急性膵臓炎(severe acute pancreatitis,SAP)に対するエスメプラゾールナトリウムの臨床治療効果を検討する。方法:回顧性分析法を用いて、当病院で治療した102例のSAP患者を治療方法によりグループ分けした。A群(腸外栄養群)、B群(腸内栄養群)、C群(エスメプラゾールナトリウム+腸内栄養群)。各群は入院後に基礎治療を行い、これに基づき、A群は腸外栄養治療を行い、B群は早期腸内栄養治療を行い、C群はB群の治療に基づいてプロトンポンプ阻害剤エスメプラゾールナトリウムを投与した。治療期間は14日であった。各群の治療前、治療後7日目に比濁法により血漿内毒素レベルを測定し、酵素学的分光光度法により血漿D-乳酸、ジアミンオキシダーゼのレベルを測定した。血清インターロイキン-6(IL-6),インターロイキン-8(IL-8),腫瘍壊死因子-α(TNF-α),および高感度C反応性蛋白質(hs-CRP)のレベルを,酵素結合免疫吸着検定法(ELISA)によって測定した。各群の治療前後のAPACHE IIスコアを比較し、各群の患者の続発感染率、手術率、死亡率、入院時間、入院費用を観察し、比較した。結果:B,Cグループの治療後の血漿内毒素,D-乳酸,ジアミンオキシダーゼ,IL-6,IL-8,TNF-α,hs-CRPレベル,APACHE IIスコアはAグループより明らかに低かった。C群における血漿内毒素,D-乳酸,ジアミンオキシダーゼ,IL-6,IL-8,TNF-α,hs-CRPおよびAPACHE IIスコアは,B群におけるそれらより有意に低かった(P<0.01)。2群間に有意差があり(P<0.01),C群の続発性感染率,手術率,死亡率はA,B群より低く,平均入院期間と平均入院費用はA群とB群より有意に少なかった(P<0.01)。結論:エスメプラゾールナトリウムと早期腸内栄養治療の併用は患者の腸粘膜バリア機能を明らかに改善し、生体の炎症レベルを下げ、SAPの治療効果はより顕著で、より安定している。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】