抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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システムの動作状況の把握には,ネットワークを流れるパケットをキャプチャして解析する手法が有効である。クラウド上に配備されたシステムに対してもパケットキャプチャによる解析は有効であるが,従来の物理ネットワークに挿入するタップデバイスでは,仮想ネットワークの全てのパケットをキャプチャすることはできない。例えば,同一ホスト上に配備されたVM間通信は物理ネットワークに現れないため,物理的なタップデバイスは利用できない。そこで,仮想ネットワークを流れる全てのパケットをキャプチャできる機能が必要となる。OpenStackコミュニティでは,NeutronのAPIを拡張してVM間の業務トラフィックをミラーリングする機能を提供するTap-as-a-Serviceが提案されている。しかし,現在の設計では業務トラフィックとミラートラフィックがアンダーレイネットワークを共有した構成となっているために,相互に帯域等を干渉し合ってしまう場合がある。本稿では,この課題を解決するためにアンダーレイネットワークにおいて業務とミラーのトラフィックを分離する方式の設計・実装について述べる。Open vSwitchのFlow-based tunnelingによって分離する方式について性能評価の結果を示す。(著者抄録)