文献
J-GLOBAL ID:201702260073005972   整理番号:17A0944623

花の多型性と雌雄性の分化との関連

著者 (1件):
資料名:
号: 50  ページ: 23-25  発行年: 2017年06月01日 
JST資料番号: L3448A  ISSN: 0385-9916  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
被子植物の繁殖器官である花は,その花弁や雌蕊あるいは雄蕊のサイズを同一集団内で顕著に変化させることはない。ところが異型花柱性を示すような種では,雄蕊や雌蕊の長さが個体間で大きく異なり,集団内に二型あるいは三型を認めることができる。今回,長野県に生育する幾つかの植物を例に,多型性と雌雄性の分化との関連性について述べた。まず例として,イブキジャコウソウを示した。この種は,長い雄蕊をもつ花(長雄蕊型)と短い雄蕊を持つ花(短雄蕊型)の二型が容易に認められる。長雄蕊型の雄蕊は機能的に花粉を生産しているが,短雄蕊型の雄蕊は花粉を全く生産しないか,生産しても花粉稔性が著しく低下している。一方,二型花はいずれも野外で正常な果実や種子生産を行っている。即ち,イブキジャコウソウは長雄蕊型を示す両全性個体と短雄蕊型を示す雌性個体を共存する「雌性両全性異株性」の種で,二種類の花は雌雄性の分化を示す。また,同じシソ科のヒキオコシもイブキジャコウソウと同様に「雌性両全性異株性」であることを示した。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物形態学・解剖学 
引用文献 (10件):
もっと見る
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る