抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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船舶用発電装置に関する三社の開発を紹介した。初めに,1)Waeltsilae社の4ストローク・ディーゼル機関をベースとするAuxpac-32,-16発電装置について,エンジン気筒数と発電出力等の仕様,および電子ガバナー制御による急速負荷変動応答性,低粘度油対応,モニタリング通信を含む自動化等の特長を説明した。また,同系列の天然ガス/重油(LFO,HFO)デュアル燃料ディーゼル機関20DF,50DFを用いた発電装置の特長とRoPax船等への搭載事例を示した。2)MAN Diesel&Turbo社の175Dシリーズ発電装置について出力(~185kw/気筒),DNV-GL他の船級型式認定,試験運転実績等を示し,プラットフォーム供給&支援船への12V175D-MEL発電装置の搭載と4000時間以上の運転実績時間数,高効率やメンテナンスの容易性等の特長を述べた。3)Caterpiller社のMakシリーズ発電装置について広範な出力範囲(11kW~7.7MW)を紹介し,同M32Eにおけるシリンダー当り出力550kWと出力範囲(3165(6気筒)~4747kW(9気筒)),低負荷(ロードファクター<47%)時を含む高効率(96%等)の発電性能やパワーファクター値(0.8)等を示した。また,同M25Eにおけるターボ過給併用による出力増加(~5%)や燃費の低減,ウェーストゲイト&シリンダーバイパス技術の適用,EPA Tier2とIMO Tier2に適合可能な排ガス特性,およびコンディション・モニタリングの適用等の特長を紹介した。