文献

J-GLOBAL ID：201702260104049704   整理番号：17A1419062

複数の乾燥および再湿潤サイクルにおける土壌呼吸と微生物バイオマス-グルコース添加の影響【Powered by NICT】

Soil respiration and microbial biomass in multiple drying and rewetting cycles - Effect of glucose addition

著者 (2件)： Shi Andong (Key Laboratory of Crop Nutrition and Fertilization of Ministry of Agriculture of China, Institute of Agricultural Resources and Regional Planning, Chinese Academy of Agricultural Sciences, Beijing 100081, PR China) ,  Marschner Petra (School of Agriculture, Food and Wine, The Waite Research Institute, The University of Adelaide, SA 5005, Australia)
資料名： Geoderma  (Geoderma)
巻： 305  ページ： 219-227  発行年： 2017年 
JST資料番号： E0256B  ISSN： 0016-7061  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 以前の研究では,乾燥土壌の急速な再湿潤に応じた呼吸フラッシュは,様々な要因,例えば,低い基質利用性または微生物バイオマスに起因すると考えられている乾燥と再湿潤(DRW)サイクル数の増加に伴って減少または微生物群集構造に変化することを示した。サイクル数に伴う呼吸フラッシュの減少は再湿潤に利用可能な基質の欠如に起因するかどうかを調べるため,四DRWサイクルを用いた培養実験を実施した種々の濃度のグルコース溶液,低(50μgCg~( 1)土壌),中(250μgCg~( 1)土壌)及び高(500μgCg~( 1)土壌)はすべての四回サイクルでまたはサイクル1 2 3あるいは4(水で再び湿らされた他のサイクル)においてのみ添加した。追加処理は常に湿った制御(CM,最大容水量の70%)とRO水だけでDRW処理を含んでいた。乾燥土壌は,RO水だけで再湿潤したとき,再湿潤に応じた呼吸フラッシュした太陽サイクル第3期と第4年よりも最初の二サイクルで約2倍高かった。再湿潤後の1日土壌微生物バイオマスC(MBC)はサイクル3後に約20%低下するまで安定していた。全てのグルコース処理では,呼吸速度のグルコース誘導増加はその後のサイクルよりも早くにおける大きく,グルコースは1サイクルのみまたはすべてのサイクルで添加されたかどうかに無関係であった。しかし,CMに比べて発現すると,呼吸速度は過去二サイクルの方が大きかった。単一グルコース添加は,添加したサイクルでのみMBCを増加させた繰り返されるグルコース添加は時間経過とともにMBCを増加させた。グルコース添加とDRWは代謝指数,これによって還元されたC使用効率を増加させた。全四種類のサイクルでの添加したグルコースで処理した場合に,代謝商はその後のサイクルにおける低効率を示すDRWサイクル数と共に増加した。低い基質利用性はサイクル数とともに再湿潤に応じた呼吸フラッシュの減少の理由の一つであると結論した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 乾燥土 ,  *湿潤 ,  高速度 ,  代謝 ,  *土壌呼吸 ,  2サイクル ,  基質 ,  最大容水量 ,  ヘキソース ,  アルドース
準シソーラス用語： 代謝商 ,  呼吸速度 ,  土壌微生物バイオマス ,  培養実験 ,  微生物群集構造 ,  *微生物バイオマス , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (4件)： グルコース ,  微生物バイオマス ,  呼吸フラッシュ ,  再湿潤頻度

分類 (1件)： 土壌生物  (FB04050N)

物質索引 (1件)： グルコース

タイトルに関連する用語 (5件)： 湿潤 ,  サイクル ,  土壌呼吸 ,  微生物バイオマス ,  グルコース