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J-GLOBAL ID:201702260120947150   整理番号:17A0499523

CaO上へのCO2吸着の初期段階: 実験と計算機研究の組合せ

Initial stages of CO2 adsorption on CaO: a combined experimental and computational study
著者 (8件):
資料名:
巻: 19  号:ページ: 4231-4242  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0271C  ISSN: 1463-9076  CODEN: PPCPFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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Mo(001)基板上に成長した単結晶性CaO(001)薄膜上への二酸化炭素(CO2)の室温吸着を,赤外反射-吸収分光(IRAS)および量子化学計算により調べた。比較として,Ru(0001)上に形成した低配向性ナノ粒子CaO膜上へのCO2吸着を調べた。双方の系とも,CO2は清浄CaO表面上に直ちに吸着した。しかしながら,CaO/Mo(001)と比べて,Ru(0001)上に成長した無秩序性薄膜への吸着には,厳密なIRAS表面選択律が適用されないため,CaO/Ru(0001)膜上には追加的バンドが観測された。IRAバンドの照射増加によるスペクトル発生から,CO2に連続的に占有される幾つかの吸着部位の存在が示唆された。密度汎関数計算から,CO2吸着は,単原子階段部位および他の低配位部位への単座表面炭酸塩(CO32-)化学種として生じ,次いで,テラス上の炭酸塩形成が生じて,これがCO2照射増加で支配的となることがわかった。被覆依存IRAS結果を説明するために,計算で熱力学的に有利な,ほぼ対形状および他の鎖類似化学種を生じるという,開始からのCO2表面島状化の機構を提案した。テラス部位上の孤立CO2の吸着エネルギー計算値(184±10kJ・mol-1)は,温度プログラム脱着による吸着エネルギー(約120~140kJ・mol-1)および低被覆の微少熱量測定から求めた吸着熱(約125kJ・mol-1)より大きかった。しかしながら,吸着エネルギー計算値は,炭酸塩鎖がCaOテラス上で交差し,キンクを形成する場合には適当ではなかった。さらに,CO2吸着の初期段階の著者らの帰属は,ミクロ熱量測定およびIRAS結果で測定されたCO2吸着エネルギーに対する被覆効果の観測と整合した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (4件):
分類
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物理的手法を用いた吸着の研究  ,  分子の電子構造  ,  錯体の赤外スペクトル及びRaman散乱,Ramanスペクトル  ,  酸化物薄膜 

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