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J-GLOBAL ID：201702260161789969   整理番号：17A1632879

包接水和物中の水分と塩素および臭素との異常なハロゲン結合相互作用【Powered by NICT】

The anomalous halogen bonding interactions between chlorine and bromine with water in clathrate hydrates

著者 (5件)： Dureckova Hana (Department of Chemistry, University of Ottawa, Ottawa, Ontario K1N 6N5, Canada) ,  Woo Tom K. ,  Udachin Konstantin A. ,  Ripmeester John A. ,  Alavi Saman
資料名： Faraday Discussions  (Faraday Discussions)
巻： 203  ページ： 61-77  発行年： 2017年 
JST資料番号： C0377A  ISSN： 1359-6640  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Cl_2とBr_2ゲスト分子の包接水和物相は約200年間知られている。これらの相の結晶構造を,単結晶X線回折により高い精度で再決定した。これらの構造において,水の酸素ハロゲン原子距離はvan der Waals半径の合計よりも短くなると決定され,これはハロゲンと水分子との間の非共有結合相互作用のいくつかの型の作用を示した。水和物相における各水の酸素原子の孤立電子対は,格子の他の水分子との水素結合に関与していることを考えると,酸素ハロゲン相互作用の性質は固体材料と酵素-基質化合物で最近特性化された標準物質ハロゲン結合ではないかもしれない。二分離した包接水和物ケージにおけるCl_2とBr_2分子のハロゲン水相互作用の性質は最近ab initio計算および自然結合次数解析(Ochoa Resendizら.J.Chem.Phys.2016年,145年,161104)を用いて調べた。二ハロゲンゲストと水との間の軌道相互作用を特性化する立方晶構造Iと正方晶構造Iクラスレート水和物中の観測されたすべてのかご型におけるCl_2とBr_2ゲストに対するab initio計算と自然局在化分子軌道解析の結果を示した。単離ケージによる計算と配位分子の一つシェルを有するケージを考察した。計算解析はこれらの材料におけるハロゲン結合の性質を理解し,X線結晶構造から得られた水和物かご中のゲストの位置を説明するのに使われる。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： 結晶構造 ,  キャラクタリゼーション ,  *相互作用 ,  水素結合 ,  水分子 ,  *水和物 ,  *塩素 ,  酸素 ,  *ハロゲン ,  孤立電子対
準シソーラス用語： 第一原理計算 ,  非共有結合 ,  単結晶X線回折 ,  *ハロゲン結合 ,  *クラスレート水和物 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (2件)： 有機化合物の結晶成長  (BK13070E) ,  分子の電子構造  (BH05010Q)

タイトルに関連する用語 (6件)： 包接水和物 ,  水分 ,  塩素 ,  臭素 ,  ハロゲン結合 ,  相互作用