文献

J-GLOBAL ID：201702260290804037   整理番号：17A0502560

1つのポットでのα-Fe₂O₃/グラフェン複合体の合成とその光触媒特性

One Pot Synthesize α-Fe₂O₃/Graphene Composites and Their Photocatalytic Properties

著者 (7件)： YU Lianqing (China Univ. Petroleum, Shan Dong, CHN) ,  WANG Qingqing (China Univ. Petroleum, Shan Dong, CHN) ,  ZHANG Zhiping (China Univ. Petroleum, Shan Dong, CHN) ,  JIANDONGHE (China Univ. Petroleum, Shan Dong, CHN) ,  GUO Liangliang (China Univ. Petroleum, Shan Dong, CHN) ,  DONG Kaituo (China Univ. Petroleum, Shan Dong, CHN) ,  ZHANG Yaping (China Univ. Petroleum, Shan Dong, CHN)
資料名： Journal of Nanoscience and Nanotechnology  (Journal of Nanoscience and Nanotechnology)
巻： 17  号： 2  ページ： 1350-1355  発行年： 2017年02月 
JST資料番号： W1351A  ISSN： 1533-4880  CODEN： JNNOAR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 半導体光触媒は,有機汚染物質の光触媒汚染除去の最も有望な候補者である。天然に豊富で環境に優しいとの観点から,酸化鉄は非常に有望である。中でも,ヘマタイト(α-Fe₂0₃)は,バンドギャップが2.1-2.2eVの,最も熱力学的に安定な半導体である。本研究では,1ステップの水熱法によるグリーンなα-Fe₂0₃およびそのRGO複合体(α-Fe₂0₃/G)の合成方法について報告する。調製したままのα-Fe₂0₃/G光触媒については,グラフェンナノシートの表面にα-Fe₂0₃ナノ粒子を担持させた。α-Fe₂0₃/G複合体は,テンプレートを一切使用せずに一段階水熱法でうまく作製できた。α-Fe₂0₃/G複合体は,キセノンランプを100分間照射したときに,100%のMO分解を示し,裸のα-Fe₂0₃/Gに比べてはるかに優れた光触媒性能を示した。複合材料の向上した性能は,α-Fe₂0₃/GとRGOとの間の相乗効果に帰され:(a)吸着能の向上,(b)光吸収範囲の拡大,(c)電子-正孔再結合率の低下などが見られた。

シソーラス用語： *酸化鉄 ,  グラフェン ,  複合体 ,  合成 ,  *光触媒 ,  赤鉄鉱 ,  *バンドギャップ ,  *水熱合成 ,  *汚染物質
準シソーラス用語： Fe2O3 ,  ヘマタイト ,  水熱法 ,  有機汚染物質

分類 (2件)： 光化学反応  (CB08020F) ,  触媒の調製  (CB06110P)

タイトルに関連する用語 (5件)： ポット ,  Fe2O3 ,  グラフェン ,  複合体 ,  触媒特性