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J-GLOBAL ID：201702260312420417   整理番号：17A0333138

北海道の日本海側小湖沼における酸性化モニタリング結果

Monitoring the acidification of a small lake on the Japan Sea side in Hokkaido

著者 (1件)： 阿賀裕英 (北海道総合研究機構 環境・地質研究本部 環境科学研究セ)
資料名： 北海道立総合研究機構環境・地質研究本部環境科学研究センター所報  (Report of Institute of Environmental Sciences, Hokkaido Research Organization. Environmental and Geological Research Department)
号： 6  ページ： 39-45  発行年： 2017年01月 
JST資料番号： S0910B  ISSN： 2186-6694  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 酸性雨による湖沼酸性化の影響を把握するため,蘭越町のコックリ湖において2000年から2014年までモニタリング調査を行った。その結果,2010年までの10年間は,特に深層で酸性雨の影響が疑われるpHの低下傾向が伺えた。しかしながら2010年以降,多雪傾向に加え,豪雨も頻発し,主に集水域土壌からの栄養塩類供給増加によるとみられる植物プランクトン活性の顕著な増加と,それにともなうpHの上昇傾向を示すデータが得られた。地球温暖化により,極端な降水がより強く,またより頻繁となる可能性が非常に高いと予測されていることから,当湖沼が酸性化する可能性は低いと考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： *酸性雨 ,  *湖沼 ,  *酸性化 ,  *地球温暖化 ,  豪雨 ,  土壌侵食 ,  pH【水素イオン指数】 ,  アニオン ,  硝酸塩 ,  アンモニウムイオン ,  水質調査 ,  環境モニタリング
準シソーラス用語： 硝酸イオン ,  水質モニタリング

分類 (2件)： 気圏環境汚染  (SB03020M) ,  水質調査測定一般  (SB02060X)

引用文献 (19件)：

• 大喜多敏一監修(1996)「新版 酸性雨-複合作用と生態系に与える影響-」,183-190,博友社,東京.
• 環境庁地球環境部(1997)「地球環境の行方-酸性雨-」,99-107,中央法規,東京.
• 全国公害研協議会・酸性雨調査研究部会(1998)第2次酸性雨全国調査報告書(平成9年度).全国公害研会誌,23,2,2-46.
• 村野健太郎(1998)21世紀の東アジアと日本における酸性雨の課題 環境庁地球環境研究総合推進費による酸性雨(大気系)研究 アジア大陸からの越境大気汚染研究.環境技術,27,11,771-776.
• Noguchi, I., Katoh, T., Sakai, S., Iwata, R., Akiyama, M., Ohtsuka, H., Sakata, K., Aga, H., Matsumoto, Y. (2001) Snowcover components in northern Japan. Water, Air, and Soil Pollution, 130, 421-426.

タイトルに関連する用語 (5件)： 北海道 ,  日本海 ,  湖沼 ,  酸性化 ,  モニタリング