第一原理計算と実験を組み合わせたマルチフェロイック化合物GeV<sub>4</sub>S<sub>8</sub>におけるフォノンモードの研究

CANNUCCIA Elena; PHUOC Vinh Ta; BRIERE Benjamin; CARIO Laurent; JANOD Etienne; CORRAZE Benoit; LEPETIT Marie Bernadette; LEPETIT Marie Bernadette

文献

J-GLOBAL ID：201702260327033451 整理番号：17A0642161

第一原理計算と実験を組み合わせたマルチフェロイック化合物GeV₄S₈におけるフォノンモードの研究

Combined First-Principles Calculations and Experimental Study of the Phonon Modes in the Multiferroic Compound GeV₄S₈

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資料名：
巻： 121 号： 6 ページ： 3522-3529 発行年： 2017年02月16日
JST資料番号： W1877A ISSN： 1932-7447 CODEN： JPCCCK 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

GeV₄S₈の格子運動について,密度汎関数法とラマン/赤外分光法測定が組み合わされて評価された。低温の強誘電体相では,計算と実験結果は良い一致を示した。高温の常誘電体相では,ラマン/赤外フォノンモードは,結晶格子の空間群とは異なる対称群を示した。強誘電体相転移におけるフォノンモードの解析によって,V₄S₄クラスタ内における二種類の対称に相当する結合が同時に強弱変化して,軌道秩序不安定性が生じて強誘電体相転移がもたらされることが明らかにされた。このような結晶構造の空間群と,格子運動の対称群と相違に関係した変動は,常誘電体相における動的なJahn-Teller歪みの一種と解釈される。

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強誘電体,反強誘電体,強弾性 , 結晶中のフォノン・格子振動

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第一原理計算と実験を組み合わせたマルチフェロイック化合物GeV4S8におけるフォノンモードの研究

第一原理計算と実験を組み合わせたマルチフェロイック化合物GeV₄S₈におけるフォノンモードの研究