文献
J-GLOBAL ID:201702260333660520   整理番号:17A1105555

SDS凝集体の平均力ポテンシャルに関する分子動力学的研究

Molecular dynamics study of the potential of mean force of SDS aggregates
著者 (4件):
資料名:
巻: 147  号:ページ: 084903-084903-8  発行年: 2017年08月28日 
JST資料番号: C0275A  ISSN: 0021-9606  CODEN: JCPSA6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
以前の研究では,水中のイオン性ドデシル硫酸ナトリウムの凝集について全原子分子動力学(MD)計算を行った[S.Kawadaら,Chem.Phys.Lett.646,36(2016)]。10~20nsの短時間MDで20~30個のドデシル硫酸イオンの凝集体が形成された。しかし,100ns以上の長いMD計算にもかかわらず,さらなる凝集は起こらなかった。これは,凝集体間の強い静電反発相互作用が凝集体の融合を妨げることを示唆する。本研究では,凝集数N=30の2つの凝集体間に作用する平均力と平均力ポテンシャルを,MD計算による分離の関数として評価した。反発力は,2つの凝集体が1つに合流する前に,2つの凝集体の間の距離が減少するにつれて強くなる。反発力の原因は,硫酸基とカウンターナトリウムイオンによって形成される電気二重層である。反発力の強さは,Derjaguin-Landau-Verwey-Overbeek(DLVO)理論によって与えられた理論値とよく一致した。凝集体が接触を確立すると,それらの間の力は,界面張力によって説明できる大きな引力となる。2つの凝集体から単一のミセルを形成するためには,それらが23kJ/molの自由エネルギー障壁を超えなければならない。一旦障壁が克服されると,ミセルは約200kJ/molで安定化する。計算された自由エネルギー障壁から評価した凝集の時定数は,以前の研究における濃度で約28μsであった。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
ミセル 
物質索引 (1件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る