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J-GLOBAL ID:201702260369070538   整理番号:17A0045625

連続照射下のシロイヌナズナの半矮性および早期開花変異体に及ぼす密度効果

Density effects on semi-dwarf and early flowering mutants of Arabidopsis thaliana under continuous light
著者 (5件):
資料名:
巻: 33  号:ページ: 333-339(J-STAGE)  発行年: 2016年 
JST資料番号: L0316A  ISSN: 1342-4580  CODEN: PLBIF6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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低密度および高密度条件下における,植物成長の促進および阻害(密度効果と呼ばれる)は,広く研究されてきた。ここに著者らは,この様な密度効果は,ポット内のシロイヌナズナ(Arabidopsis)の,野生型(WT)およびgibberellic acid insensitive(gai)系統の位置により,影響を受けないことを示した。さらに,petanko1(pta1)およびpta5は,ブラシノステロイド生合成に関連する,ROTUNDIFOLIA3(ROT3)およびDWARF4(DWF4)遺伝子の新規に発見されたアリルであった。gaiとは異なり,pta1およびpta5の半矮性変異体は,高密度において正常な開花期およびロゼット葉の短形化を示した。さらに,pta1およびpta5変異は高密度において,開花茎の短形化を抑制した。pta5は中程度の密度において,長角果数の減少を抑制したが,pta1は抑制しなかった。SPINDLY(SPY)は,GAシグナル伝達のネガティブ制御因子である一方,PHYTOCHROME B(PHYB)は赤色光光受容体であった。高密度成長は,phyB変異体の開花期を減少しないが,spy変異体のそれに影響した。spyまたはphyBのいずれも,高密度におけるロゼット葉の短形化を抑制しないが,spyは開花茎短形化を抑制した。さらに,spyは高密度において,長角果数の減少を抑制した一方,phyBは減少を促進した。これらのデータは,GA,BR,および光シグナル伝達経路は,密度効果において重要な役割をすることを示唆するものである。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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植物生理学一般 
物質索引 (1件):
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引用文献 (30件):
  • Aihara T (1968) Competitive ability in mutant lines of a rice variety. Japan J Breed 18: 72–74
  • Busov VB, Brunner AM, Strauss SH (2008) Genes for control of plant stature and form. New Phytol 177: 589–607
  • Choe S, Dilkes BP, Fujioka S, Takatsuto S, Sakurai A, Feldmann KA (1998) The DWF4 gene of Arabidopsis encodes a cytochrome P450 that mediates multiple 22alpha-hydroxylation steps in brassinosteroid biosynthesis. Plant Cell 10: 231–243
  • de Lucas M, Prat S (2014) PIFs get BRright: PHYTOCHROME INTERACTING FACTORs as integrators of light and hormonal signals. New Phytol 202: 1126–1141
  • Fishman MA (1997) Density effects in population growth: An exploration. Biosystems 40: 219–236
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