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J-GLOBAL ID:201702260436416082   整理番号:17A0337707

ヒ素が豊富な地下水から分離されたヒ酸塩還元およびアルカン代謝新規細菌Rhizobium arsenicireducens sp.nov.

An arsenate-reducing and alkane-metabolizing novel bacterium, Rhizobium arsenicireducens sp. nov., isolated from arsenic-rich groundwater
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資料名:
巻: 199  号:ページ: 191-201  発行年: 2017年03月 
JST資料番号: A0450A  ISSN: 0302-8933  CODEN: AMICCW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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西ベンガル州のヒ素豊富な地下水から新規のヒ素(AS)耐性のヒ酸塩を呼吸させるアルカン代謝細菌株KAS 5-22を単離した。系統発生学的および分子学的分析を行い,KAS 5-22株がDNA-DNA関連性から,Rhizobium属に属することが明らかとなった。KAS 5-22株のコロニーは円形,凸状,半透明であり,グラム染色陰性,棒状(1.2~1.5μm×0.6~0.8μm)で通性嫌気的増殖能を有した。様々な糖,糖酸,糖リン酸を利用する能力があったが,二糖類またはオリゴ糖および糖アルコール(グリセロールを除く)を利用することができなかった。運動性に加えて,28~30°C,pH6~8および1~3%NaCl下で増殖する能力があり,グルコース,NAG,セルロース等の利用能についてもRhizobium属の形質とよく一致した。また,KAS 5-22株はヒ素に対して高い耐性を示した。ケモタキソノミー解析により,KAS 5-22株に関する主なキノンはUQ-10であり,極性脂質としては主にホスファチジルエタノールアミン,ホスファチジルグリセロール,およびジホスファチジルグリセロール,脂肪酸としては主にC16:0,C17:0,2-OH C10:0,3-OH C16:0,未分解C18:1ω7C/ω9Cであった。また嫌気的に交互電子受容体としてAs5+,Fe3+,NO3-,NO2-を利用することが判明した。DNAのGC含量は59.4モル%であり,arrAのmopB,bssA様遺伝子のPFLドメインおよびnodA遺伝子の欠如を伴うnifHをコーディングする遺伝子決定基が存在していた。以上のように様々な特徴からもRhizobium属であることを示しており,この新規株KAS 5-22をRhizobium arsenicireducens sp. nov.と提案した。
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分類 (1件):
分類
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微生物形態学・分類学 

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