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J-GLOBAL ID：201702260490289538   整理番号：17A0503065

木材粉炭を原料として製造した円錐黒鉛ウイスカーの密度勾配遠心法による分離精製

著者 (2件)： 後藤優子 (東大 大学院) ,  斎藤幸恵 (東大 大学院)
資料名： 日本木材学会大会研究発表要旨集(完全版)(CD-ROM)  (日本木材学会大会研究発表要旨集(CD-ROM))
巻： 67th  ページ： ROMBUNNO.P17-10-1545  発行年： 2017年02月27日 
JST資料番号： L1221B  ISSN： 1349-0532  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 木質の炭化により合成される円錐黒鉛ウイスカー(cone-shaped graphitic whisker,CGW)は,円錐状の炭素六角網面がらせん状に連続して堆積したユニークな構造を持つ。しかし気相成長の過程により,生成物には不定形炭化物が必然的に混在する。基礎物性の解明や工業化のためには分離精製が必要である。そこで本研究では,密度勾配遠心法による非破壊的なCGWの分離精製を目的とした。分離に適した溶媒密度帯を設定するため,予め密度値を予測し,予測密度値より軽い溶媒層と重い溶媒層との中間帯にトラップされるCGWを抽出する方法を試みた。2層から構成される溶媒密度層を用いて密度勾配遠心法を実施したところ,2層の中間の層に試料の一部が集中して観察された。層構成が1.9g/cm³・2.0g/cm³の組み合わせの時に,中間層のCGW比率は最大の40%となり,原初のCGW含有木炭試料のそれが6%であったのに比して明らかに高い値であった。よってこの方法はCGWの分離精製に有効であると考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： 木粉 ,  炭化物 ,  勾配 ,  *密度勾配遠心 ,  螺旋状 ,  *グラファイト ,  *ホイスカ
準シソーラス用語： *円錐黒煙ホイスカ ,  *分離精製

分類 (3件)： 炭素とその化合物  (YB02060D) ,  各種物理的手法  (CC01030W) ,  樹皮,その他の林産物  (FF05050G)

タイトルに関連する用語 (8件)： 木材 ,  粉炭 ,  原料 ,  円錐 ,  黒鉛 ,  ウイスカー ,  密度勾配遠心 ,  分離精製