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J-GLOBAL ID：201702260607049833   整理番号：17A0986457

二酸化炭素捕獲に有用な化学ループ燃焼に利用した酸化銅酸素キャリアによる粒状物の形成

Particulate Formation from a Copper Oxide-Based Oxygen Carrier in Chemical Looping Combustion for CO₂ Capture

著者 (4件)： HE Feng (North Carolina State Univ., North Carolina, USA) ,  LINAK William P. (U.S. Environmental Protection Agency, North Carolina, USA) ,  DENG Shuang (Res. Acad. of Environmental Sci., Beijing, CHN) ,  LI Fanxing (North Carolina State Univ., North Carolina, USA)
資料名： Environmental Science & Technology  (Environmental Science & Technology)
巻： 51  号： 4  ページ： 2482-2490  発行年： 2017年02月21日 
JST資料番号： B0839A  ISSN： 0013-936X  CODEN： ESTHA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 化石燃料の燃焼に伴う二酸化炭素の排出抑制技術は気候変動防止の観点から注目を集める。化学ループ燃焼プロセスは一般に金属酸化物を酸素キャリアに利用し,化石燃料の燃焼で発生する二酸化炭素を捕獲する。流動層反応器とメタンガスを利用して化学ループ燃焼プロセスを構成し,酸化銅酸素キャリアの摩耗挙動や粒状物の重量損失を実測した。沈降ダクトを通過した粒状物の大部分は流体力学径が2~5μmで,酸素キャリアが摩耗すると酸化銅の重量損失が漸増した。然し摩耗に伴い形成した10~75μmの粒状物に銅が濃縮し,酸素キャリアは酸化還元反応を繰返すと粒状物の形成速度が漸増した。然し酸素キャリアは繰返し使用すると10μm未満の粒状物は形成速度が漸減した。酸素キャリアの表面はKirkendall効果で結晶粒が粗大化し,微粒子の表面に銅が濃縮する現象を説明した。

シソーラス用語： 気候変動 ,  *温室効果ガス ,  二酸化炭素固定化 ,  *二酸化炭素回収 ,  化学プロセス ,  流動層反応器 ,  流動層燃焼 ,  酸化還元反応 ,  繰返し試験 ,  摩耗試験 ,  結晶粒粗大化 ,  酸化銅 ,  Kirkendall効果 ,  重量損失 ,  *排ガス処理 ,  表面偏析 ,  経時変化 ,  時系列分析
準シソーラス用語： 化学ループ燃焼 ,  酸素キャリア

分類 (2件)： 排ガス処理法  (SC04020W) ,  吸収  (XD02090P)

タイトルに関連する用語 (5件)： 二酸化炭素捕獲 ,  化学ループ燃焼 ,  酸化銅 ,  酸素キャリア ,  粒状物