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J-GLOBAL ID：201702260642854889   整理番号：17A0551310

イオン性液体ゲーティングによるグラフェンの調整可能なテラヘルツ反射

Tunable terahertz reflection of graphene via ionic liquid gating

著者 (8件)： WU Yang (National Univ. Singapore, Singapore) ,  WU Yang (Inst. of Materials Res. and Engineering (IMRE), Singapore) ,  QIU Xuepeng (National Univ. Singapore, Singapore) ,  LIU Hongwei (Inst. of Materials Res. and Engineering (IMRE), Singapore) ,  LIU Jingbo (Univ. Electronic Sci. and Technol. of China, Chengdu, CHN) ,  CHEN Yuanfu (Univ. Electronic Sci. and Technol. of China, Chengdu, CHN) ,  KE Lin (Inst. of Materials Res. and Engineering (IMRE), Singapore) ,  YANG Hyunsoo (National Univ. Singapore, Singapore)
資料名： Nanotechnology  (Nanotechnology)
巻： 28  号： 9  ページ： 095201,1-5  発行年： 2017年03月03日 
JST資料番号： W0108A  ISSN： 0957-4484  CODEN： NNOTER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 分光分析や高速通信などへのテラヘルツ波の応用にとって,調整可能な特性を持つ光学部品は望ましいものである。本稿では,石英基板-単層グラフェン膜-イオン性液体([EMIM][TFSI])-単層グラフェン膜-石英基板というサンドイッチ構造において単層グラフェン膜をゲート電極とする反射板を製作した。その反射率がテラヘルツ領域(0.1~1.5THz)において広い範囲で均一に調節可能なことを実験的に示した。反射率は,Dirac点の近傍で最小となり,0.79%であった。最大値はゲート電圧が3Vのときで,33.4%となった。調整可能なメカニズムを,Drudeモデルに基づく伝達行列計算によって説明することができた。この成果は,広範囲のテラヘルツ応用に2次元Dirac材料を利用することにつながり,結果としてテラヘルツ波の高度な制御が可能になると期待する。

シソーラス用語： *グラフェン ,  テラヘルツ波 ,  *電磁波反射 ,  反射率 ,  *イオン液体 ,  制御 ,  モデル
準シソーラス用語： Drudeモデル ,  *イオン性液体 ,  ゲーティング ,  *単層グラフェン

分類 (2件)： 光物性一般  (BM08010A) ,  炭素とその化合物  (YB02060D)

タイトルに関連する用語 (4件)： イオン性液体 ,  ゲーティング ,  グラフェン ,  テラヘルツ