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J-GLOBAL ID：201702260972775251   整理番号：17A1783461

二座配位子の銅(II)錯体による大気二酸化炭素の触媒的固定化【Powered by NICT】

Catalytic fixation of atmospheric carbon dioxide by copper(ii) complexes of bidentate ligands

著者 (4件)： Muthuramalingam Sethuraman (Bioinorganic Chemistry Laboratory/Physical Chemistry, School of Chemistry, Madurai Kamaraj University, Madurai 625021, Tamilnadu, India. [e-mail]) ,  Khamrang Themmila ,  Velusamy Marappan ,  Mayilmurugan Ramasamy
資料名： Dalton Transactions  (Dalton Transactions)
巻： 46  号： 46  ページ： 16065-16076  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0270A  ISSN： 1477-9226  CODEN： DTARAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 新しい銅(II)錯体,[Cu(L1)2(H_2O)](ClO_4)2 1[L1=2-ピリジン-2-イル-キノリン], [Cu(L2)_2(H_2O)](ClO_4)_2, 2 [L2=2-ピリジン-2-イル-キノキサリン], [Cu(L3)_2(H_2O)](ClO_4)_2, 3 [L3=6,7-ジメチル-2-ピリジン-2-イル-キノキサリン], [Cu(L4)_2(H_2O)](ClO_4)_2, 4 [L4=4-フェニル-2-ピリジン-2-イル-キノリン]and[Cu(L5)_2(H_2O)](ClO_4)_2, 5 [L5=4-フェニル-2-ピリジン-2-イル-キナゾリン],大気CO_2の選択的固定のための触媒として合成し特性化した。2の分子構造を単結晶X線研究により決定され,銅(II)中心の周りの異常な三方晶系両錐構造(τ,0.936)を持つことを示し,二配位子単位と水分子の配位であった。Cu N_quin(2.040年,2.048Å)結合がCu N_pyr(1.987Å)結合よりもわずかに長いが,短いCu O_water結合(2.117Å)。約 0.352~0.401Vの明確に定義されたCu(II)/Cu(I)酸化還元電位は,アセトニトリル中の1 5で観察された。1 5の電子吸収スペクトルは342 370nm付近の可視肩を持つ208 286nm付近に配位子転移を示した。d-d遷移をアセトニトリル中で周辺750 800と930 955nmに現れた。1 5の斜方E PRスペクトルを三種のg値を示したg_x,2.27 2.34;g_y,2.06 2.09;g_z,1.95 1.98 70K大気CO_2は犠牲還元剤としてEt_3Nを用いた1 5によって固定され,CO_3 2 614 673nm付近の吸収バンドを示すことを[Cu(L)CO_3(H_2O)]の結合複合体と1647cm 1でν_stをもたらすことに成功した。1のこのCO_3 2結合複合体は反応混合物から結晶化した,ただ一つの配位子単位,炭酸エステル基,及び水分子の配位を介して銅(II)中心の周りの歪んだ四角錐構造(τ,0.369)をdisplaid。N_2雰囲気下で1当量H +の炭酸塩に結合Cu(II)錯体の処理は,重炭酸塩(HCO_3 )の遊離をもたらし,親錯体を再生した。これら再生触媒は効率の如何なる変化も伴わず八繰返しサイクルにおけるCO_2を固定するために十分に活性であった。CO_2の固定はCu(I)種の形成を介して発生している可能性を,450 500nm付近にMLCTバンドの形成を伴う。k_obs,Cu(I)種形成の速度を決定し,25°Cでアセトニトリル中Et_3Nの存在下で5.41 10.31×10 3s 1であることが分かった。興味深いことに,3の銅(I)種を成功裏に結晶化し,配位子L3の二単位の配位により歪んだ四面体構造をdisplaid。Copyright 2018 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： *銅錯体 ,  配位子 ,  二酸化炭素 ,  *二酸化炭素固定化 ,  X線回折 ,  三方晶系 ,  電子吸収スペクトル ,  酸化還元電位 ,  MLCT遷移 ,  結晶化 ,  *触媒 ,  ESR【磁気共鳴】 ,  分子構造 ,  アクア錯体 ,  過塩素酸塩 ,  結晶構造 ,  炭酸塩 ,  脂肪族ニトリル
準シソーラス用語： ナノ結晶化 ,  二座配位子 ,  再利用可能触媒 ,  単結晶X線回折

分類 (2件)： 第11族,第12族元素の錯体  (CE01050Y) ,  その他の触媒  (CB06123Z)

物質索引 (6件)： アセトニトリル ,  2-(2-ピリジニル)キノリン ,  2-(2-ピリジニル)キノキサリン ,  6,7-ジメチル-2-(2-ピリジニル)キノキサリン ,  4-フェニル-2-(2-ピリジニル)キノリン ,  4-フェニル-2-(2-ピリジニル)キナゾリン

タイトルに関連する用語 (6件)： 二座配位子 ,  銅 ,  錯体 ,  大気二酸化炭素 ,  触媒 ,  固定化