抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,ウェアラブルカメラを用いた行動認識が盛んである。ウェアラブルカメラを用いることで簡単に人間の行動情報を取得することができ,ライフケアやライフログなどへの応用が期待されている。これまで我々は,生活に必要不可欠な調理に着目し,一人称視点から得られた動画から調理動作を単一的にとらえて識別を行ってきた。本稿では,調理を一連の動作列として,トップダウン情報を用いた方法で調理動作の認識率向上を目指す。具体的には,トップダウンの情報としてレシピデータを学習することで,調理動作を「下準備」「本調理」「盛り付け」の3種類のステップに分ける。調理動作をステップごとに分けて認識することにより,調理動作の誤認識を防ぎ,認識を向上する方法を提案する。今回は対象として,「切る」「炒める」「加える」「かき混ぜる」「剥く」とした。「切る」動作は「下準備」のみのように,対象とした調理動作は,各ステップのみで使用する動作もあり,不要な動作を対象としないことで調理動作の識別の向上を目指す。(著者抄録)