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J-GLOBAL ID：201702261045203327   整理番号：17A0460670

片状黒鉛鋳鉄の被削性に及ぼす接種剤添加と凝固組織の影響

Effect of Addition of Inoculants and Solidification Structure on Machinability in Flake Graphite Cast Iron

著者 (9件)： 土屋大樹 (マツバラ) ,  土屋大樹 (富山大 大学院理工学研究部) ,  重野勝利 (マツバラ) ,  川島浩一 (マツバラ) ,  武澤誠 (富山大 大学院理工学研究部) ,  LEE Seungwon (富山大 大学院理工学教育部) ,  高野登 (富山大 大学院理工学教育部) ,  山田茂 (富山大 大学院理工学教育部) ,  松田健二 (富山大 大学院理工学教育部)
資料名： スマートプロセス学会誌  (Journal of Smart Processing - for Materials, Environment & Energy -)
巻： 6  号： 2  ページ： 81-86  発行年： 2017年03月20日 
JST資料番号： F0907C  ISSN： 2186-702X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 片状黒鉛鋳鉄の利用においては殆どの場合鋳造後に切削加工を施すことで製品を得ている。このため,コスト低減のためには被削性が高いことが求められている。被削性には鋳物の凝固組織が強く影響することが知られており,その制御が重要である。本研究においては,溶湯処理に用いられる接種剤を変化させて添加し,それが凝固組織および結果としての被削性に及ぼす影響を調べた。母材としてFC250相当を融解し,接種材として0.1%Fe-Si,1%Fe-Si,0.5%Cおよび1%Fe-Si+0.5%Cを添加した。それらの冷却曲線および凝固組織の調査ならびに旋盤を用いた切削試験を実施した。これらの実験から,接種量の増加と共に切削抵抗は低減することを明らかにしたが,工具へのSiを含む付着物が生じ,これが工具摩耗を進行させることも見出した。

シソーラス用語： *ねずみ鋳鉄 ,  *接種剤 ,  *被削性 ,  曲線 ,  凝固組織 ,  切削抵抗 ,  工具摩耗 ,  *片状黒鉛鋳鉄 ,  冷却曲線 ,  機械的性質 ,  性質

分類 (2件)： 鋳造に関する各種技術  (WC01040B) ,  機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (13件)：

• 一般社団法人 素形材センター:“新版 鋳鉄の生産技術”、(2012) 46-49, 53.
• 中江秀雄、清祐等:鋳物54-6 (1982) 377-383.
• 一般社団法人 素形材センター:“新版 鋳鉄の生産技術”、(2012) 63-65.
• 藤井義也:日本機械学會論文集、34-261 (1968) 979-986.
• 白川博一、水野慎也、村井貞之、内藤国雄: 鋳造工学、 70-6 (1998) 396-401.

タイトルに関連する用語 (4件)： 片状黒鉛鋳鉄 ,  被削性 ,  接種剤 ,  凝固組織