抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
Zn-11%Al-3%Mg-0.2%Si合金めっき鋼板(ZN-AL-MG)は耐食性に優れるめっき鋼板として知られている。そこで本研究では,予め塗装を施したプレコート鋼板の端面耐食性を高めるために,プレコートZn-11%Al-3%Mg-0.2%Si合金めっき鋼板(プレコートZN-AL-MG)を沖縄で9.5年間暴曝露試験したサンプルについて評価を行った。その結果,プレコートZN-AL-MGはZn-0.2%Alめっき鋼板(GI)を原板に用いたプレコートGIより優れた耐食性を有していた。プレコートZN-AL-MGの腐食生成物についてEPMAやXRDにて調査をおこなったところ,端面付近の塗膜下で腐食生成物としてZn
5(OH)
8Cl
2・H
2O,NaZn
4(SO
4)Cl(OH)
6・6H
2O,Zn
6Al
2(OH)
16CO
3・4H
2Oが形成されていることがわかった。また,プレコートZN-AL-MG切断端面の鋼板露出部はMgリッチな腐食生成物で覆われていることが確認された。更に,本論文ではこれらの結果をもとにプレコートZN-AL-MGの端面腐食メカニズムを考察した。(著者抄録)