抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Kneser予想の証明においてLovaszはグラフGの近傍複体N(G)を導入した。彼は,N(G)のある種の位相幾何学的性質はGの彩色数に対する下界を与えることを示した。ここでは近傍複体の基本群の組合せ論的記述を調べた。正整数rに対し,基底付きグラフ(G,v)のr-基本群π
1r(G,v)と,Gのr-近傍複体N
r(G)を導入した。1-近傍複体は近傍複体である。指数1か2を持つπ
12r(G,v)の部分群である偶部分π
12r(G,v)
evは,vが孤立していなければ,(N
r(G),v)の基本群に同型であることを示した。r-基本群を用いて,グラフ準同形の不在を証明した。例えば,π
13(KG
2k+1,k)はZ/2に同型であることを示し,これはKG
2k+1,kから5-巡回グラフC
5へのグラフ準同型が存在しないことを意味することを見た。r-基本群に付随する被覆写像を論じた。(翻訳著者抄録)