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J-GLOBAL ID：201702261254021066   整理番号：17A0234303

地域の資材ストック量にもとづく災害廃棄物量の予測に関する基礎的検討

著者 (3件)： 鶴巻峰夫 (和歌山工業高等専門学校 環境都市工学科) ,  山本祐吾 (和歌山大学システム工学部環境システム学科) ,  吉田登 (和歌山大学システム工学部環境システム学科)
資料名： 土木学会論文集 G(環境)(Web)  (環境工学研究論文集(Web))
巻： 71  号： 6  ページ： II_241-II_251(J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： U0108A  ISSN： 2185-6648  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2011年の東日本大震災では大規模災害時における災害廃棄物処理が社会的問題として取りあげられた.また,近年の地球温暖化との関連が指摘される異常気象によって地域的に甚大な被害を伴う災害が増加傾向にあるといわれており,その災害廃棄物への対応も必要がある.災害廃棄物の迅速で適切な処理及びリサイクルの推進のためには正確で詳細な廃棄物量の予測が重要である.本研究では,GISを活用して地域の資材ストック量から災害廃棄物を種類と地域分布を考慮して予測する手法を検討した.ケーススタディとして和歌山県日高川町を対象地域とし,2011年の台風12号による水害での災害廃棄物量について検討を行った.検討の結果,発生量の実績値12.7千tに対して被災範囲資材ストック量97.2千t,予測廃棄物発生量22.0~25.1千t,収集率0.2~0.7という予測値を得た.この数値は,さらなる精度向上が必要であるが,今後の手法確立に向けて有効なデータであると考えられる.(著者抄録)

シソーラス用語： *水害 ,  *廃棄物 ,  *予測技法 ,  河川流域 ,  地理情報システム ,  地理的分布 ,  原単位 ,  事例研究 ,  建築物 ,  耐久財 ,  道路 ,  森林 ,  排出量 ,  回収率 ,  和歌山県 ,  *災害廃棄物 ,  財

著者キーワード (3件)： Disaster waste ,  GIS ,  Material stock

分類 (2件)： 災害・防災一般  (RA02010Q) ,  都市問題,都市防災  (RD01030O)

引用文献 (39件)：

• 1) 内閣府:南海トラフ巨大地震の被害想定について資料2-3(第二次報告) 平成24年8月公表,2012,http://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/taisaku_wg/pdf/20130318_shiryo2_3.pdf(2014.12.閲覧)
• 2) (一財)廃棄物資源循環学会:災害廃棄物分別・処理実務マニュアル,pp. 50-51,2012
• 3) (独)国立環境研究所:災害廃棄物の発生原単位について(第一報),2011.6,https://www.nies.go.jp/shinsai/genntanni_no1_110628.pdf(2014.12.閲覧)
• 4) 環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部:災害廃棄物(避難所ごみ,し尿を除く)の推計方法(災害廃棄物対策指針 技術資料 1-11-1-1),2014.http://dwasteinfo.nies.go.jp/doc/project_doc/doc/estimate_01.pdf(2014.12.閲覧)
• 5) 環境省:水害廃棄物対策指針添付資料,pp. 13-17,2005,https://www.env.go.jp/houdou/gazou/6059/6839/2330.pdf(2014.12.閲覧)

タイトルに関連する用語 (6件)： 地域 ,  資材 ,  ストック ,  災害廃棄物 ,  予測 ,  基礎的検討