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J-GLOBAL ID:201702261352671615   整理番号:17A0716048

内在的に発現されたIL-4Rαは,in vitroおよびin vivoでのヒト膵臓癌の悪性表現型を促進する

Endogenously Expressed IL-4Rα Promotes the Malignant Phenotype of Human Pancreatic Cancer In Vitro and In Vivo
著者 (11件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年04月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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外因性インターロイキン-4(IL-4)は,膵臓癌細胞を含む種々のヒト悪性腫瘍の増殖に影響を及ぼすことが実証されている。本研究の目的は,膵臓癌細胞におけるIL-4受容体-α鎖(IL-4Rα)の内在的発現の役割を調べることである。IL-4Rα発現を抑制するために,IL-4Rαを標的とするshRNAを安定して発現するCapan-1細胞を作製した。癌細胞の悪性表現型は,増殖特性,in vitroでの指向性および非指向性細胞運動とin vivoでの腫瘍増殖を評価することにより特徴付けた。IL-4Rαノックダウン細胞と比較して,野生型(WT)および対照のトランスフェクト細胞のIL-4およびIL-13誘導時におけるシグナル伝達経路を分析した。IL-4Rαの発現を抑制すると,in vitroでの接着依存性細胞増殖が減弱し(p <0.05),また接着非依存性コロニーサイズが低下した(p <0.001)。さらに,細胞の移動および遊走が阻害された。Capan-1-WT細胞のIL-4とIL-13を誘導すると,インスリン様成長因子(IGF)-Iによる誘導と同様な経路の活性化が起きた。この活性化はIL-4Rα下方制御後に減少したが,IGF-Iシグナル伝達はノックダウンクローンで増強された可能性があった。重要なことに,in vivoでIL-4Rαの発現を抑制すると腫瘍増殖を有意に抑制した。本研究では,内在的発現IL-4およびIL-4Rαが,多様な癌化促進シグナル伝達経路を活性化することにより膵臓癌細胞の悪性表現型に寄与することを明らかにした。これらの経路の解明が進めば膵臓癌の治療に結びつく可能性がある。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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サイトカイン  ,  基礎腫よう学一般  ,  消化器の腫よう 
タイトルに関連する用語 (5件):
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