抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】維持性血液透析(MHD)と腎性貧血の治療におけるショ糖鉄とデキストラン鉄の臨床的有効性を比較する。方法:北京市仁と病院の2015年6月から2016年6月にかけて治療したMHD合併腎性貧血患者64例を選び、治療薬によって対照群(n=32)と観察群(n=32)に分けた。対照群の患者はデキストラン治療を行い、観察群の患者はショ糖治療を行い、すべて5週間の持続治療を行った。2群の臨床効果を比較した。治療前後の血液学的指標(網状赤血球計数,赤血球数,赤血球ヘマトクリット(Hct),ヘモグロビン(Hb))及び鉄関連指標(総鉄結合力,血清鉄,血清フェリチン(SF),トランスフェリン飽和度(TSAT)及びエリスロポイエチン(EPO)投与量)を測定した。2群間の副作用を比較した。結果:観察群の患者の臨床治療効果は対照群より優れていた(P<0.05)。治療前と治療後、両群患者の網状赤血球計数、赤血球数、Hct、Hbの比較には、統計学的有意差が認められなかった(P>0.05)。治療後、両群の患者の網状赤血球数は治療前より少なく、赤血球計数、Hct、Hbは治療前より高かった(P<0.05)。治療前と治療後、両群の患者の総鉄結合力、血清鉄、SF、TSAT及びEPOの投与量を比較すると、統計学的有意差が認められなかった(P>0.05)。治療後、両組の患者の総鉄結合力は治療前より低く、血清鉄、SF、TASTは治療前より高かった(P<0.05)が、両組の患者の治療前後のEPO投与量は比較すると、統計学的有意差がなかった(P>0.05)。両群とも重篤な副作用は認められなかった。結論:ショ糖鉄とデキストラン鉄はいずれもMHD合併腎性貧血患者の鉄と血液指標を有効に改善することができるが、ショ糖鉄によるMHD合併腎性貧血治療の臨床治療効果はスピノサド鉄より優れている。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】