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J-GLOBAL ID：201702261635932600   整理番号：17A0596892

Alzheimer病のインスリン抵抗性:重要なプレイヤーとしてのp53とマイクロRNA

Insulin Resistance in Alzheimer Disease: p53 and MicroRNAs as Important Players

著者 (7件)： GASIOROWSKI Kazimierz (Wroclaw Medical Univ., Wroclaw, POL) ,  BROKOS Barbara (Wroclaw Medical Univ., Wroclaw, POL) ,  LESZEK Jerzy (Wroclaw Medical Univ., Wroclaw, POL) ,  TARASOV Vadim V. (Sechenov First Moscow State Medical Univ., Moscow, RUS) ,  MD ASHRAF Ghulam (King Abdulaziz Univ., Jeddah, SAU) ,  ALIEV Gjumrakch (GALLY International Biomedical Res. Consulting LLC, TX, USA) ,  ALIEV Gjumrakch (Inst. Physiologically Active Compounds, Russian Acad. Sci., Chernogolovka, RUS)
資料名： Current Topics in Medicinal Chemistry  (Current Topics in Medicinal Chemistry)
巻： 17  号： 12  ページ： 1429-1437  発行年： 2017年 
JST資料番号： W2393A  ISSN： 1568-0266  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 不明 (ARE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 中程度の強度と長い維持時間を持つ様々なストレッサーがp53遺伝子の発現と安定性を強化する。p53が活性化する種々の標的は解糖とグルコースの取込みを低下させ,インスリンのシグナリングを妨害し,脂肪酸異化作用を高める。肪酸異化作用は代謝フラックスの減少と連動し,また酸化的リン酸化とATP合成を損なうのである。このような効果はインスリンとは逆であり,これが長期ストレス下でp53が誘導するインスリン抵抗性の機序である。一方DNA損傷誘発条件下でのマイクロRNA(miRNA)の発現と翻訳後修飾の研究から,そこにおけるp53の効果が明らかになっており,インスリン抵抗性と2型糖尿病の進行におけるmiRNAの役割もすでに明らかになっている。Alzheimer病の脳においてインスリン抵抗性を駆動するp53/miRNAクロストークの役割を子細に明らかにすれば,疾病診断の改善や将来の治療に貢献するであろう。

シソーラス用語： *Alzheimer病 ,  *インスリン抵抗性 ,  *p53遺伝子 ,  p53タンパク質 ,  アンチセンスRNA ,  因子 ,  *細胞生理 ,  生合成 ,  酸化的リン酸化 ,  *DNA損傷 ,  翻訳後修飾 ,  *細胞情報伝達 ,  診断 ,  *2型糖尿病 ,  治療法
準シソーラス用語： マイクロRNA ,  ストレッサー ,  *細胞シグナリング ,  ATP合成 ,  *クロストーク【生体】

分類 (3件)： 代謝異常・栄養性疾患一般  (GD05010J) ,  神経の基礎医学  (GN01020W) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (5件)： Alzheimer病 ,  インスリン抵抗性 ,  プレイヤー ,  p53 ,  マイクロRNA