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J-GLOBAL ID:201702261654999898   整理番号:17A1086534

複数の地上および航空機での測定による地中海盆地での新粒子形成イベントの空間範囲

Spatial extent of new particle formation events over the Mediterranean Basin from multiple ground-based and airborne measurements
著者 (17件):
資料名:
巻: 17  号: 15  ページ: 9567-9583 (WEB ONLY)  発行年: 2017年08月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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過去20年間,新粒子形成(NPF),すなわち,気相化合物からの新粒子クラスタ形成と,その後の10~50nmサイズ範囲へのその成長が,特定の場所の大気中で広く観測されているが,その空間範囲は,ほとんど評価されていない。本研究で,著者等は,地中海地域でのNPFイベントの発生を解析するため,1年間にわりErsa(コルシカ)とFinokalia(クレタ)で同時に行ったエアロゾル粒度分布測定を用いた。これらの2つのサイトの地理的位置と長い試料採取期間により,地域スケールでの大気中での核形成の空間的,時間的な変動が評価できた。2つのステーションは,互いに1,000km以上離れて位置するが,FinokaliaとErsaは,月平均核形成頻度,成長速度,核形成速度で類似した季節性を示した。この長い期間に,エアロゾル粒度分布測定を,マヨルカ島の地上ステーションと,調査機ATR-42上で,集中キャンペーン(2013年7月3日~2013年8月12日)に行った。定置と移動による測定のこのユニークな組合せは,日スケールでのNPF過程の水平,鉛直な発達についての詳細な洞察をもたらした。集中キャンペーン中に,核形成イベントは,数日の限られた時間帯でErsaとマヨルカの両方で同時に発生したが,異なる様相が,Finokaliaで観測された。結果は,地中海のNPFイベントの空間範囲が,主に総観条件で決まり,数百kmに及ぶ可能性を明らかにした。航空機測定は,海上で検出されたクラスタの起源についての追加情報をもたらした。幾つかのケースは,海洋境界層で形成される,あるいは,初めに大陸上ないし自由対流圏(FT)で核形成され,さらに海上を輸送されたクラスタを伴う,対照的状況を明らかにした。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
対流圏・成層圏の地球化学  ,  大気の構造・組成 

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