抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】閉塞性睡眠時無呼吸低呼吸症候群(OSAHS)を伴う代謝症候群(MS)患者における夜間の動的酸素飽和度(SaO2)モニタリングの臨床的重要性を調査する。方法:2015年6月から8月にかけて,四川大学華西病院の外来で睡眠ポリグラフ(PSG)によるモニタリングを行った患者196例を収集し,患者の一般資料,病歴を収集し,すべて夜のPSGモニタリングを行った。同時に、バイタルサインモニターリングを用いて、夜間の動態的SaO2モニタリングを行い、翌日に空腹時の静脈血を採血し、血糖、血中脂質レベルを測定した。ボディマスインデックス(BMI)とMSによって,3つの群に分けた。正常体重群は80例、肥満未合併MS群は46例、肥満合併MS群は70例であった。睡眠時無呼吸低呼吸指数(AHI)により、肥満患者を非OSAHS群(25例)とOSAHS群(91例)に分けた。被験者の動作特性(ROC)曲線を用いて、酸素減少指数(ODI)の3群におけるOSAHSに対する診断価値を評価した。【結果】MS群における年齢,頚部,胴囲,顎顔面異常および咽頭狭窄の検出率は,正常群のものより有意に高かった(P<0.01)が,MS群におけるそれらより高かった(すべてのP<0.01)ことが示されたが,MS群におけるそれらより有意に低かった(P<0.01)。肥満合併MS群の患者の年齢、頚囲、胴囲、顎顔面部異常、咽頭狭窄、扁桃体或いは舌体肥大の検出率はいずれも正常体群より高く、胴囲は肥満未合併MS群より大きかった(P<0.01)。MS群,肥満群および肥満群のOSAHSの検出率は,それぞれ,37.5%(30/80),60.9%(28/46)および90.0%(63/70)であり,3群のOSAHSの検出率は,対照群と比較して有意に高かった(P<0.05)。2群間に有意差が認められた(x2=43.58,P<0.001)。MS群と肥満を合併しないMS群におけるOSAHSの検出率は,正常群のそれより高かった(x2=6.42,43.68,P<0.016)。肥満合併MS群患者のOSAHS検出率は肥満未合併MS群より高かった(x2=13.93,P<0.016)。肥満を合併していないMS患者のAHI、SaO2≦90%の時間は総監視時間のパーセンテージ(SIT90)、ODIは正常な体重グループより高かった(P<0.05);肥満合併MS群患者のAHI、SIT90、ODIはいずれも正常体重群と肥満未合併MS群より高く、平均SaO2(MSaO2)、最低SaO2(LSaO2)はいずれも正常群質量群と肥満未合併MS群より低かった(P<0.05)。肥満患者のOSAHS群には63例(69.2%)にMSがあり、非OSAHS群には7例(28.0%)にMSが合併し、両群のMS発生率は比較的に有意差があった(x2=13.93,P<0.05)。非OSAHS群とOSAHS群の肥満患者のMSaO2、LSaO2、SIT90、ODIと比較すると、いずれも統計学的有意差が認められた(P<0.05)。MS群,肥満群,MS群,およびMS群におけるOSAHSのROC曲線下面積は,0.963[95%CI(0.914,1.000)],0.970[95%CI(0.929,1.000)],0.959[95%CI(0.907,1.000)]であった。結論:夜間の動的SaO2モニタリングはMS患者にOSAHSを合併することに対して、ある程度の意義と臨床応用価値があることを初歩的に判断することができる。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】