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J-GLOBAL ID：201702261824419781   整理番号：17A1224781

コーラルネットを用いた那覇港内におけるサンゴ群集の創生

PROPAGATION OF CORAL COMMUNITY IN NAHA PORT USING CORAL NET

著者 (3件)： 山木克則 (鹿島建設(株)技術研究所 葉山水域環境実験場) ,  新保裕美 (鹿島建設(株)技術研究所) ,  田中昌宏 (鹿島建設(株)土木管理本部)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_875-I_880(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 那覇港港内側でのサンゴ群集の創生を目的に,波や流れなどの物理環境が異なる2地点に格子状構造の人工基盤「コーラルネット」を設置した.コーラルネットおよびコンクリート製ブロック上で成育するサンゴ群集の生残および被度について5年間の長期モニタリングを実施し,環境要因との関係について分析した.コーラルネットに着生したサンゴ群集は,ミドリイシ属,ハナヤサイサンゴ属が優占すると共に被度は最大45%となった。また,ブロック上ではマット状に生育する藻類に細粒分が堆積した影響によりサンゴ幼生の着生阻害が認められた.(著者抄録)

シソーラス用語： 海港 ,  *花虫類 ,  イシサンゴ類 ,  監視 ,  *コンクリート製品 ,  *ブロック ,  ハナヤサイサンゴ ,  *腔腸動物 ,  *無脊椎動物
準シソーラス用語： 那覇港 ,  *さんご類 ,  *形態創生 ,  モニタリング ,  コーラルネット

著者キーワード (8件)： coral ,  coral reefs ,  CORAL NET ,  coastal environment ,  hydraulics ,  Okinawa ,  Naha port ,  HSI(habitat suitability index)

分類 (1件)： 個体群生態学  (EE03030S)

引用文献 (10件)：

• 1) 吉見昌宏,与那覇健次,片岡真二,山本秀一,高橋由浩,田村圭一:サンゴの人工構造物への着生状況-3,海講論文集,45, pp. 1111-1115, 1998.
• 2) 山木克則,鈴木豪:サンゴ礁域の底質シルト分がサンゴ幼生の着生に及ぼす影響,日本サンゴ礁学会大会要旨集, pp. 88, 2011
• 3) 山木克則,新保裕美,田中昌宏:那覇港内における網状人工基盤を用いたサンゴ群集の再生, 土木学会論文集B2,70, 2, pp. 1171-1175, 2014.
• 4) 新保裕美,山木克則,田中昌宏:港内のサンゴ生息地適性指標モデル(HISモデル)の開発, 土木学会論文集B2, 69, 2, pp. 1231-1235, 2013.
• 5) 日本サンゴ礁学会編:サンゴ礁学,pp. 338-354, 東海大学出版会, 2011.

タイトルに関連する用語 (4件)： ネット ,  那覇港 ,  サンゴ ,  群集