抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
目的:経皮的酸素分圧(TcPO2)測定を用いて、2型糖尿病性下肢虚血性病変に対して測定を行い、その病変の特徴を分析し、その危険因子をスクリーニングする。方法:入院2型糖尿病患者266名を対象とし、病歴と体格検査を詳細に調べた。下肢虚血性病変の臨床症状を重点的に記録し、TcPO2検査(足背TcPO2<40 mmHg は下肢に虚血性病変が存在する)と生化学検査を行った。血清総コレステロール(TC),トリアシルグリセロール(TG),低密度リポ蛋白質コレステロール(LDL-C),高密度リポ蛋白質コレステロール(HDL-C),尿酸(UA),フィブリノーゲン(Fg),尿アルブミン排泄率,血中クレアチニン,糖化ヘモグロビン(HbA1c)を含む。並列眼底鏡検査と神経伝導速度検査を行った。結果:35.7%の患者には,下肢虚血性病変(TcPO2<40mmHg)があった。虚血性病変患者の58.9%には無症候性の臨床症状があり、TcPO2の測定値は年齢、疾患経過、収縮期、糖尿病性腎症(DN)の病期、糖尿病網膜症(DR)の病期、HbA1c、TC、Fgと負の相関があった(P<0.05)。ボディマスインデックス、ウエスト・ヒップ比(WHR)、拡張期血圧、高血圧率、喫煙率、UA、LDL-C、HDL C、TGはいずれも相関性がなかった(P>0.05)、ロジスティック回帰分析は以下のことを示した。年齢、疾患経過、HbA1c、Fgは下肢虚血性疼痛の危険因子であり、オッズ比(OR)は順に以下の通りである。1.078,1.101,1.242,1.560であった。結論:2型糖尿病性下肢虚血性病変はよく見られ、半分以上の臨床症状がなく、下肢虚血性病変がある患者はよく他の糖尿病慢性合併症を合併し、年齢、疾患経過、HbA1c、Fgはその危険因子である。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】