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J-GLOBAL ID：201702261929481710   整理番号：17A1494654

経頭蓋脳刺激により生じた電場に及ぼす慢性脳卒中患者における大きな構造的脳変化の影響【Powered by NICT】

The impact of large structural brain changes in chronic stroke patients on the electric field caused by transcranial brain stimulation

著者 (13件)： Minjoli Sena (Danish Research Center for Magnetic Resonance, Copenhagen University Hospital, Hvidovre, Denmark) ,  Saturnino Guilherme B. (Danish Research Center for Magnetic Resonance, Copenhagen University Hospital, Hvidovre, Denmark) ,  Saturnino Guilherme B. (Max Planck Institute for Biological Cybernetics, Tuebingen, Germany) ,  Blicher Jakob Udby (Department of Clinical Medicine, Center of Functionally Integrative Neuroscience, Aarhus University, Denmark) ,  Blicher Jakob Udby (Department of Neurology, Aalborg University Hospital, Aalborg, Denmark) ,  Stagg Charlotte J. (Centre for Functional MRI of the Brain (FMRIB), Nuffield Department of Clinical Neurosciences, University of Oxford, UK) ,  Stagg Charlotte J. (Oxford Centre for Human Brain Activity (OHBA), Department of Psychiatry, University of Oxford, UK) ,  Siebner Hartwig R. (Danish Research Center for Magnetic Resonance, Copenhagen University Hospital, Hvidovre, Denmark) ,  Siebner Hartwig R. (Department of Neurology, Copenhagen University Hospital Bispebjerg, Copenhagen, Denmark) ,  Antunes Andre (Max Planck Institute for Biological Cybernetics, Tuebingen, Germany) ,  Thielscher Axel (Danish Research Center for Magnetic Resonance, Copenhagen University Hospital, Hvidovre, Denmark) ,  Thielscher Axel (Max Planck Institute for Biological Cybernetics, Tuebingen, Germany) ,  Thielscher Axel (Center for Magnetic Resonance, Technical University of Denmark, Kgs. Lyngby, Denmark)
資料名： NeuroImage: Clinical  (NeuroImage: Clinical)
巻： 15  ページ： 106-117  発行年： 2017年 
JST資料番号： W3179A  ISSN： 2213-1582  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 経頭蓋磁気刺激(TMS)と経頭蓋直流電流刺激(TDCS)は二種類の非侵襲的経頭蓋脳刺激(TBS)である。脳卒中研究のための有用なツールであり,機能回復のための潜能補助治療法である可能性がある。しかし,脳卒中はしばしば大きな脳病変,一般的に心室と萎縮の二次拡大を伴うを引き起こす。これらの構造変化は頭部内伝導率分布を変化させ,これは脳刺激法の両方のための潜在的に重要な結果をもたらす可能性がある。ここでは,両TBS法により発生した電場の空間分布に及ぼすこれらの変化の影響を特性化することを目的とした。大脳卒中関連構造変化の存在下でTBSの安全性を確認することに加えて,本研究の目的は,標的刺激はまだ可能かどうかを明らかにすることである。右頭頂葉皮質における大きな皮質および皮質下脳卒中病変を含む現実的頭部モデルは,二人の患者のMR画像を用いて作成した。TMSの場合,二重コイルの電場を有限要素法を用いてシミュレートした。病変に比べてコイル位置の系統的変化を試験した。TDCSのために,有限要素法を用いて,二電極パッドを持つ標準的アプローチをシミュレートし,一方の電極の位置を系統的に変化させた。TMSとTDCSの両方に対して,病変は皮質における電場「ホットスポット」を引き起こした。しかし,これらの最大値は,健常対照で見られるものよりも実質的に強いなかった。TMSにより誘起される電場パターンは病変によって本質的に変わらなかった。しかし,TDCSにより生成される平均電界強度は実質的に減少した。この効果は両頭部モデルと両電極した病変への距離が離れている場合でも発生し,病変と拡大した脳室により増加電流シャントに起因する健康対照と比較して類似のピーク磁場強度から判断して,両TBS法が大きい脳病変(実際には,しかし,発作誘発のための潜在的に低下しきい値のような付加的因子を考慮しなければならない)患者における安全である。TMSによる集束刺激が可能であると考えられるが,標準tDCSプロトコルは,健常者であり,この集団におけるtDCS研究は,現実的な場計算に基づく個別化治療計画から利益を得る可能性があることを強く示唆しているよりも効率が低いようである。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： *電場 ,  皮質 ,  シミュレーション ,  NMRイメージング ,  安全性 ,  有限要素法 ,  空間分布 ,  *脳卒中 ,  電流 ,  *患者 ,  キャラクタリゼーション
準シソーラス用語： 病巣 ,  経頭蓋磁気刺激 ,  *脳刺激 ,  *頭蓋 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 経頭蓋磁気刺激 ,  経頭蓋直接電流刺激 ,  慢性脳卒中 ,  脳病変 ,  場シミュレーション ,  有限要素法

分類 (2件)： リハビリテーション  (GB06000Z) ,  神経系疾患の治療一般  (GN05010N)

タイトルに関連する用語 (6件)： 頭蓋 ,  脳刺激 ,  電場 ,  慢性 ,  脳卒中患者 ,  脳