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J-GLOBAL ID：201702261951988024   整理番号：17A1424345

多発性硬化症における重篤な疾患経過と相関する髄腔内IgM指数:臨床およびMRIの結果【Powered by NICT】

Intrathecal IgM index correlates with a severe disease course in multiple sclerosis: Clinical and MRI results

著者 (5件)： Ozakbas Serkan (Dokuz Eylul University, Neurology Department, Izmir, Turkey) ,  Cinar Bilge Piri (Samsun Training and Research Hospital, Neurology Department, Samsun, Turkey,) ,  OEzcelik Pinar (Dokuz Eylul University, Neurology Department, Izmir, Turkey) ,  Baser Hatice (Dokuz Eylul University, Neurology Department, Izmir, Turkey,) ,  Kosehasanogullari Gorkem (Usak Public Hospital, Neurology Department, Usak, Turkey,)
資料名： Clinical Neurology and Neurosurgery  (Clinical Neurology and Neurosurgery)
巻： 160  ページ： 27-29  発行年： 2017年 
JST資料番号： W3387A  ISSN： 0303-8467  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 髄腔内合成IgMは中枢神経系の感染性及び炎症性疾患における脳脊髄液(CSF)だけでなく,多発性硬化症(MS)患者のそれに見ることができる。MSにおける髄腔内IgM合成は好ましくない疾患経過と関連するようである。一断面研究では,IgM(IgM指数)の髄腔内合成は頭部磁気共鳴イメージング(MRI)パラメータと相関していることが分かった。本研究の目的は,IgM指数とMRIと臨床パラメータとの間の可能な関係を決定することであった。腰椎穿刺を受けたMS(58匹の雌)の八十一名の患者を研究に含めた。五十一人の患者は再発寛解型(RR)疾患経過を持っていたが,30例は二次性進行型MS(SPMS)であった。IgMはELISAを用いて対CSFと血清試料で検出された。IgM指数は式CSF IgM/血清IgM:CSFアルブミン/血清アルブミンを用いて計算した。0.1より高いIgM指数は「増加」と考えられた。全ての患者は脳及び全脊髄MRIを受けた。IgM指数は81患者(53.1%)の43は正常であり,38(46.9%)で増加した。有意な相関はIgM指数と拡大機能障害状態尺度(EDSS)の間で決定された(r=0.638, p=0.001)。増加したIgM指標と被験者の大部分はSPMS経過と10a RRMS経過を有するSPMS患者,28であった。SPMSコースを有する二人の患者のみが正常IgM指標を示した。EDSSスコアは増加したIgM指数(EDSS 4.3 vs EDSS 2.8, p=0.000)患者で有意に高かった。EDSS>3の全ての患者はIgM指標を増加した。0.2IgMより高いIgM指数値の全ての患者は,SPMS経過とEDSS>6を有していた。疾患の二次進行期の開始までの時間は,IgM指数値(p=0.004)と相関していた。IgM指数値もT1低強度病変(r=0.0431, p=0.008)とGd増強病変(r=0.0396, p=0.006)と相関していた。増加したIgM指標患者はまた,より脊髄病変(p=0.000)を有していた。関係は増加したIgM指数と増加IgG指数の決定されなかった。IgGオリゴクローナルバンド陽性で決定した関係は認められなかった。またIgM指数およびIgG指数値の間に相関は認められなかった。著者らの知見によれば,髄腔内IgM合成は悪い長期予後と関連している。はまた,より高い再発率,障害,およびより悪いMRI転帰と相関する増加したIgM指数値の初期観察は,初期免疫調節または免疫抑制薬治療のための患者の選択における臨床医のための有用なツールとなるであろう。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 中枢神経系 ,  患者 ,  寛解 ,  NMRイメージング ,  *多発性硬化症 ,  ELISA ,  免疫抑制薬 ,  *免疫グロブリンM ,  血清 ,  髄液 ,  治療法 ,  免疫グロブリンG ,  機能障害 ,  再発
準シソーラス用語： 転帰 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (3件)： 多発性硬化症 ,  脳脊髄液 ,  免疫グロブリンM

分類 (2件)： 免疫性疾患・アレルギー性疾患一般  (GD04010C) ,  神経系の疾患  (GN03000O)

タイトルに関連する用語 (7件)： 多発性硬化症 ,  疾患 ,  相関 ,  IgM ,  指数 ,  臨床 ,  MRI