抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本論文では,計装において計測で利用する計器を概説した。まず,数値演算して制御に利用できるのでデジタルデータを用いる計器が増えており,1)温度計,2)流量計,3)レベル計,4)圧力計,5)PH計,CO
2濃度計,湿度計,ガス検知器などの成分計の例を示した。それらは検出器と変換器に分かれており,前者の計器は物理量の情報をそのまま出力し,後者の計器は物理量の情報を別の物理量に変換して出力する。例えば,抵抗温度計では抵抗値を電流信号(アナログ信号)に変換して出力し,圧力伝送器など出力信号が微弱な場合には外部からエネルギーを供給・増幅して出力することもある。デジタル信号はデータの加工が容易であるが信号が正確でなく,不連続データなので計測から制御機器まではアナログ信号を用い,制御機器内でデジタル信号に変換・加工後にアナログ変換して出力すると部品点数が少なく,冗長化も容易で高い信頼性が得られる利点を論じた。また,D/A変換回路とA/D変換回路の仕組みについても説明した。