抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:ホモシステイン(homocysteine,Hcy)のレベルと脳梗塞患者のメチレンテトラヒドロ葉酸還元酵素(MTHFR)遺伝子C677Tの多型性との関連性を検討する。方法:2012年2月~2015年8月の間に著者病院で診察を受けた450例の脳梗塞患者を研究グループとし、その中の糖尿病患者181例、非糖尿病患者269例、また285例の著者病院外来診察の健康診断者を対照グループとした。MTHFR遺伝子C677Tの多型性を,ピロシーケンス法によって検出し,遺伝子型とHcyレベルの間の相関を分析した。結果:脳梗塞群と健常対照群のMTHFR遺伝子型分布の間に統計学的有意差が認められ(P<0.05)、脳梗塞群のT遺伝子の頻度は対照群より明らかに高く、統計学的有意差が認められた(x2=13.67,P=0.00)。脳梗塞群患者のHcy濃度は健康対照群より明らかに高く、統計学的有意差が認められた(t=12.71、P=0.00)。脳梗塞群患者の各MTHFR遺伝子型患者のHcyレベルの間には有意差が認められた(F=17.68,P=0.00)。非糖尿病性脳梗塞患者のHcyレベルは糖尿病性脳梗塞患者より明らかに高く、統計学的有意差があり(t=2.97、P=0.00)、非糖尿病群TT型のHcy濃度は糖尿病群より明らかに高く、CC型のHcy濃度は糖尿病群より明らかに低かった。統計的有意差が認められた(t=5.67,2.18;P=0.00,0.03)。糖尿病性脳梗塞患者と非糖尿病性脳梗塞患者において、MTHFR遺伝子がTT型のHcyレベルはCC型とCT型より明らかに高く、統計学的有意差が認められた(P<0.05)。CC型とCT型のHcyレベルの間には有意差がなかった(P>0.05)。結論:脳梗塞患者は健常人のMTHFR遺伝子C677TのT対立遺伝子頻度が高く、しかも脳梗塞患者のMTHFR遺伝子C677TはTT遺伝子型の時血清中Hcyレベルがより高く、TT遺伝子型は脳梗塞発生の危険因子である可能性がある。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】