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J-GLOBAL ID：201702262001662869   整理番号：17A1493719

ナノ多孔質チタン表面は骨形成細胞による特徴的なナノスケール突起と糸状仮足の焦点接着と形成の成熟を促進する【Powered by NICT】

A nanoporous titanium surface promotes the maturation of focal adhesions and formation of filopodia with distinctive nanoscale protrusions by osteogenic cells

著者 (6件)： Guadarrama Bello Dainelys (Laboratory for the Study of Calcified Tissues and Biomaterials, Department of Stomatology, Faculty of Dentistry, Universite de Montreal, C.P 6128 succursale Centre-Ville, Montreal, Quebec H3C3J7, Canada) ,  Fouillen Aurelien (Laboratory for the Study of Calcified Tissues and Biomaterials, Department of Stomatology, Faculty of Dentistry, Universite de Montreal, C.P 6128 succursale Centre-Ville, Montreal, Quebec H3C3J7, Canada) ,  Fouillen Aurelien (Department of Biochemistry and Molecular Medicine, Faculty of Medicine, Universite de Montreal, C.P 6128 succursale Centre-Ville, Montreal, Quebec H3C3J7, Canada) ,  Badia Antonella (Department of Chemistry, Faculty of Arts and Sciences, Universite de Montreal, C.P 6128 succursale Centre-Ville, Montreal, Quebec H3C3J7, Canada) ,  Nanci Antonio (Laboratory for the Study of Calcified Tissues and Biomaterials, Department of Stomatology, Faculty of Dentistry, Universite de Montreal, C.P 6128 succursale Centre-Ville, Montreal, Quebec H3C3J7, Canada) ,  Nanci Antonio (Department of Biochemistry and Molecular Medicine, Faculty of Medicine, Universite de Montreal, C.P 6128 succursale Centre-Ville, Montreal, Quebec H3C3J7, Canada)
資料名： Acta Biomaterialia  (Acta Biomaterialia)
巻： 60  ページ： 339-349  発行年： 2017年 
JST資料番号： W3136A  ISSN： 1742-7061  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 地形は生体材料に対する細胞応答の重要な決定因子であるが,細胞-表面相互作用に関与する機構は複雑であり,まだ完全に解明されていない。これに関連して,糸状仮足,焦点接着,および遺伝子発現細胞接着とセンシングに関連する蛋白質の形成に及ぼすナノスケールトポグラフィーの影響を調べた。市販純チタンディスクをH_2SO_4/H_2O_250:50(v/v)の溶液を用いた酸化ナノパターニングにより処理した。走査電子顕微鏡と原子間力顕微鏡によるキャラクタリゼーションはこの容易な化学処理は二乗平均粗さ11.5nm,細孔直径20±5nmのユニークなナノ多孔性表面を効率的に作れることが示した。骨形成細胞を,624及び72時間の期間のために研磨された(対照)とナノディスク上で培養した。免疫蛍光分析は,ナノ多孔質表面上の細胞面積,焦点接着長さ,および成熟当たり癒着形成の増加を明らかにした。,パキシリンとタリンを含む種々の焦点接着マーカーの遺伝子発現と異なるインテグリン(例えばα1,β1およびα5)も有意に増加した。走査型電子顕微鏡は,ナノ多孔性表面で増殖した細胞より糸状仮足の存在を明らかにした。これらの細胞拡張はナノ細孔壁を成形したことを10~15nm直径の豊富で特徴的なナノスケール横方向突起を示した。糸状仮足と関連する突起の焦点接着と豊度の増加は,表面と細胞の接着相互作用の強化に寄与する可能性があり,従って,細胞挙動を調節する細胞カスケードを誘発するナノスケール生体力学的関係を変化させる。酸化パターン形成は,チタン表面上のナノ細孔の独特の三次元ネットワークを創出するのに利用した。著者らの研究は,容易な化学処理は細胞挙動を調節するために用いることができるかを説明した。この表面により誘発された糸状仮足に及ぼすナノスケール横方向突起は新規な接着構造である。まとめると,焦点接着,長さ,成熟度,糸状仮足明確な横突起との増加は実質的に細胞の接触面積と接着強度を増加させ,それによってこの表面にこれまで達成された陽性骨形成結果を説明するかもしれない細胞シグナル伝達カスケードの活性化を促進した。このような物理化学的手がかりは,植込み型金属周辺の誘導組織修復/再生のための生物活性剤の使用に簡単な魅力的な代替法を提供する。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： *骨形成 ,  走査電子顕微鏡 ,  遺伝子発現 ,  細孔 ,  パターン形成 ,  原子間力顕微鏡 ,  細胞接着 ,  *接着 ,  酸化 ,  生物活性 ,  キャラクタリゼーション ,  相互作用
準シソーラス用語： *局所接着 ,  *フィロポディア ,  *ナノスケール , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (4件)： ナノトポグラフィー ,  糸状仮足 ,  焦点接着 ,  遺伝子発現

分類 (2件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  細胞構成体の機能  (EF03060C)

タイトルに関連する用語 (8件)： 多孔質チタン ,  骨 ,  ナノスケール ,  突起 ,  糸状仮足 ,  焦点接着 ,  成熟 ,  促進