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J-GLOBAL ID：201702262134054239   整理番号：17A0790439

K⁺/Na⁺補償CaMoO₄:Er³⁺/Yb³⁺ナノ蛍光体のアップコンバージョン,温度センシングおよび陰極線ルミネセンスの向上

Enhancement of upconversion, temperature sensing and cathodoluminescence in the K⁺/Na⁺ compensated CaMoO₄:Er³⁺/Yb³⁺ nanophosphor

著者 (5件)： Sinha Shriya (Optical Materials & Bio-imaging Research Laboratory, Department of Applied Physics, Indian Institute of Technology (Indian School of Mines), Dhanbad-826004, India. [e-mail]) ,  Mahata Manoj Kumar ,  Swart H. C. ,  Kumar Ashwini ,  Kumar Kaushal
資料名： New Journal of Chemistry  (New Journal of Chemistry)
巻： 41  号： 13  ページ： 5362-5372  発行年： 2017年 
JST資料番号： H0785A  ISSN： 1144-0546  CODEN： NJCHE5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 水熱法を用い,電荷補償アルカリ金属イオン(Na⁺,K⁺)を共ドーピングしたCaMoO₄:Er³⁺/Yb³⁺ナノフレークを合成した。980nmのレーザ光励起を用い,CaMoO₄:Er³⁺/Yb³⁺のアップコンバージョンルミネセンスに対するNa⁺イオンとK⁺イオンのドーピング濃度の影響を入力ポンプ力と外部温度への依存性について検討した。CaMoO₄:Er³⁺/Yb³⁺へのK⁺/Na⁺の同時取込は,緑色発光強度と赤色発光強度を36倍と5倍増加した。この結果は,電荷補償とEr³⁺イオンの⁴S_3/2準位と⁴F_9/2準位の寿命変化によるものだった。Er³⁺の二つの熱結合エネルギー準位(²H_11/2&⁴S_3/2)の蛍光強度比法を用い,K⁺/Na⁺を取込むことで材料の高い温度感受性を実現した。K⁺/Na⁺の共ドーピングにより490Kにおける温度感受性は0.0216K^-1の最大感度を示し,四倍増加した。さらに,フィラメント電流と加速電圧の関数として,材料の陰極線ルミネセンスも検討した。その結果,電界放出ディスプレイデバイスへの利用に適した増強ルミネセンスを示した。CaMoO₄:Er³⁺/Yb³⁺へのK⁺/Na⁺の同時共ドーピングは,先端フォトニック利用にこの材料統合する極めて有効な方法である。Copyright 2018 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： カリウム化合物 ,  金属イオン ,  カチオン ,  ナトリウム化合物 ,  カルシウム化合物 ,  *モリブデン酸塩 ,  蛍光体 ,  ナノ粒子 ,  *周波数逓倍 ,  温度依存性 ,  温度測定 ,  *陰極線ルミネセンス ,  水熱合成 ,  不純物補償 ,  ドーピング ,  ナノ構造 ,  フレーク ,  放射強度 ,  温度感受性 ,  フラットパネルディスプレイ ,  電界放出アレイ ,  光ルミネセンス ,  温度センサ
準シソーラス用語： アップコンバージョンルミネセンス ,  イッテルビウムイオン(3+) ,  エルビウムイオン(3+) ,  カリウムイオン ,  ナトリウムイオン ,  ナノフレーク ,  ナノ蛍光体 ,  モリブデン酸カルシウム ,  温度センシング ,  共ドーピング ,  電荷補償 ,  電界放出ディスプレイ ,  発光強度

分類 (1件)： 無機化合物のルミネセンス  (BM08093J)

タイトルに関連する用語 (6件)： 補償 ,  Er3+ ,  ナノ蛍光体 ,  アップコンバージョン ,  温度センシング ,  陰極線ルミネセンス