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J-GLOBAL ID:201702262216525824   整理番号:17A1242055

アルコール依存患者の死後脳における血液脳関門の完全性の破壊:TLR4関与の前臨床証拠不節制様飲料モデル【Powered by NICT】

Disruption of blood-brain barrier integrity in postmortem alcoholic brain: preclinical evidence of TLR4 involvement from a binge-like drinking model
著者 (20件):
資料名:
巻: 22  号:ページ: 1103-1116  発行年: 2017年 
JST資料番号: W2481A  ISSN: 1355-6215  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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炎症性サイトカインと活性酸素種は血液-脳関門(BBB)破壊に関与していることが報告されている。エタノール(EtOH)はフリーラジカル,サイトカインおよび炎症メディエータの放出を誘導するという証拠があるので,死後ヒトアルコール中毒患者脳においてBBB完全性とマトリックスメタロプロテイナーゼ(MMP)活性を調べ,不節制様エタノール飲用プロトコル下でTLR4ノックアウトマウスにおける血液脳関門透過性のTLR4シグナル伝達の役割を調べた。免疫組織化学研究は,基底膜蛋白質,コラーゲンIVとタイトジャンクション蛋白質,アルコール依存症者の背外側前頭前皮質におけるクラウジン-5の免疫反応性低下を示した。もリン酸化ERK1/2及びp38のMMP-9活性と発現を増加した。大数CD45+IRの細胞はGFAP増加し,Iba-1免疫染色により反映される増強された神経炎症応答に関連する観察された。BBB完全性に及ぼす高EtOH消費の影響をさらに調査するために,暗いパラダイムにおける飲料に曝露されたTLR4ノックアウトマウスを研究した。野生型マウスにおける反復EtOH曝露はラミニンとコラーゲンIVの海馬発現を減少させ,IgG免疫反応性を増加し,IgGの血管外遊出を示した。ウェスタンブロット分析も増加しMyD88およびp-ERK1/2レベルを明らかにした。これらの変化のいずれも,TLR4ノックアウトマウスでは観察されなかった。まとめると,これらの知見は慢性EtOHは死後ヒト脳における密着結合,細胞外マトリックスの分解を増加させ,ERK1/2及びp38とMMP-9活性の活性化に関連した神経炎症応答を誘導することを示した。BBB障害に対するEtOH誘導効果はTLR4ノックアウトマウスの海馬で明らかであり,マウスのBBB破壊につながる根底にある機構におけるTLR4シグナル伝達の関与を示唆しなかった。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
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サイトカイン  ,  中枢神経系  ,  細胞生理一般 

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