抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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事態対処外傷救護に関して,救護チームの優先順位である負傷者の脱出を解説した。テロ等の危険な現場における優先順位は,T(脅威の抑制)H(出血の管理)RE(安全区域への早期脱出)T(医療機関への搬送)である。負傷者へのアプローチは慎重に行い,止血帯を用いて大量出血の制御を行うが,状況に応じて移動を優先し脅威を抑制する。脱出においては迅速を優先し,近くの危険を回避できる場所まで牽引等で移動させ,治療可能な場所まで搬送する。負傷者・救護者の攻撃に対する認識統一が重要である。明らかな頚椎損傷がない場合における頚椎保護の省略,可能な限り現場の保全等の要点を示した。