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J-GLOBAL ID:201702262367059464   整理番号:17A0697499

Feキレート施肥による水耕栽培したイネ(Oryza sativaL.)におけるFe生物学的栄養強化と緩和Cd蓄積の機構【Powered by NICT】

Mechanisms of Fe biofortification and mitigation of Cd accumulation in rice (Oryza sativa L.) grown hydroponically with Fe chelate fertilization
著者 (9件):
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巻: 175  ページ: 275-285  発行年: 2017年 
JST資料番号: E0843A  ISSN: 0045-6535  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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中国からのカドミウム汚染米はグローバルな食品安全性の問題となっている。いくつかの研究は基板にキレート添加は金属スペシエーションと植物の金属含有量に影響を与えることができることを示唆した。EDTANa_2Fe(II)またはEDDHAFe(III)を供給した水耕栽培イネのCd蓄積の低減を検討した。japonicaイネ品種(日本晴)は鉄キレートEDTANa_2Fe(II)またはEDDHAFe(III)および1μM Cdの三濃度(0, 10, 100 μΜ)を含む修飾木村B溶液中で成長させた。溶液中の金属のスペシエーションをGeochem EZによってシミュレートした;イネの生育と光合成効率を評価し,植物部位におけるCdとFeの蓄積を測定した。根の分裂組織帯,成長帯,成熟帯における正味Cdフラックスは非侵襲マイクロテスト技術によりモニターした。鉄十分または鉄欠乏根と葉におけるFe-およびCdに関連した遺伝子の発現は,QRT-PCRにより研究した。Fe欠乏と比較して,Feキレートの十分なまたは過剰供給が上昇光合成効率によるイネの成長を有意に増強した。両FeキレートはFe含有量を増加させ,イネ器官のCd含有量,過剰EDDHAFe(III)で処理した根のCd含有量を除いて減少した。EDDHAFe(III)と比較して,EDTANa_2Fe(II)は溶液中でEDTANa_2Cd複合体を生成,正味Cd流入を減少させ,根ミクロゾーンにおける正味Cd流出を増加させることによりイネ中のCd蓄積のより良い緩和を示した。EDTANa_2Fe(II)およびEDDHAFe(III)の応用についても木部と師部中のFeとCdの輸送に関与する遺伝子の発現を阻害することによってイネ中のCd蓄積を減少させた。イネの鉄バイオ強化とCd緩和のウィン-ウィンの状況は,Feキレート化剤の使用によって達成された。Cdの根に対する幹木部輸送と師部輸送による葉中のCdの再分布はFeアベイラビリティとFeに関係した遺伝子発現に影響を与えるFeキレートの利用によるイネにおける調節される。Fe施肥はCd流入を減少させ,イネ根中のCd流出を増加した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物に対する影響  ,  カドミウムとその化合物 

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