抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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コンピュータの演算能力向上に伴い,スーパーコンピュータやハイエンドサーバでは,コンピュータ間の相互接続(インターコネクト)がますます重要になっている。従来,それらは電気ケーブルにより電気的に接続されていたが,信号の高速化に伴う伝送可能距離の低下により,近年では光で信号を伝送するアクティブオプティカルケーブル(AOC)が適用され始めている。AOCでは,光ファイバーの広帯域特性により信号の伝送距離は飛躍的に伸びる一方で,高コストであることが課題である。本稿では,富士通研究所の光モジュール低コスト化技術を活用して富士通コンポーネントが開発した高速インターコネクト用AOCについて述べる。本開発では,100Gbps(25Gbps×4チャネル)動作に向けて,安価な14Gbps向けの面発光レーザーを25Gbpsで動作させるオーバードライブ技術と,汎用的なフレキシブル基板を用いた安価な構造で光部品のパッシブアライメント実装を実現する技術を適用した。これらの技術を用いたAOCは,2015年8月に世界で初めてInfiniBand EDRに認定された。(著者抄録)