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J-GLOBAL ID：201702262525290752   整理番号：17A0743615

LCP薄肉射出成形における固化挙動の実験解析

著者 (4件)： 杉田寿夫 (金沢工大 大学院) ,  杉田寿夫 (パナソニック エコソリューションズ社) ,  瀬戸雅宏 (金沢工大) ,  山部昌 (金沢工大)
資料名： 成形加工  (プラスチック成形加工学会誌)
巻： 29  号： 7  ページ： 265-271  発行年： 2017年06月20日 
JST資料番号： L3123A  ISSN： 0915-4027  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 液晶ポリマ(LCP)は高流動・高弾性率・低線膨張係数といった優れた特性から,小型・薄肉・微細形状の射出成形品に広く用いられている。しかし,熱膨張係数の強い異方性により,高温環境下における熱間反りが発生する。そのため,この熱間反りを予測する手段が求められている。そこで本研究では,LCP薄肉射出成形を対象に,静電容量変化挙動の実測と解析を組合せた実験解析によって,金型内の樹脂の流動固化挙動を可視化する方法を検討した。その結果,1)比誘電率の温度依存性と流動・電界連成解析を用いた静電容量の経時変化の解析は,実測の挙動を定性的に再現しており,本実験解析手法はLCP薄肉射出成形に適用できることが分かった。2)実験と解析の冷却時間を一致させる条件を求めることにより,成形時の金型壁面の熱伝導率を推算することができた。3)流動固化挙動の解析による再現には,流動解析における熱伝達率の分布とせん断発熱の正確な考慮が課題であった。などの知見を得た。

シソーラス用語： *射出成形 ,  プラスチック ,  流動 ,  凝固 ,  分子配向 ,  熱膨張係数 ,  反り ,  異方性 ,  *高分子液晶 ,  温度依存性 ,  静電容量 ,  誘電率 ,  金型 ,  可視化 ,  数値解析 ,  計算機シミュレーション ,  熱伝達率
準シソーラス用語： せん断発熱 ,  *液晶ポリマ ,  固化 ,  比誘電率 ,  流動・電界連成解析

分類 (3件)： 射出成形  (YH04050Y) ,  高分子の物性一般  (CG02001Z) ,  液晶一般  (BK03010L)

引用文献 (8件)：

• 1) 荒木克彦, 北野武 : 液晶ポリマーのレオロジーと成形性, 7, アイピーシー (2003)
• 2) 末永純一 : 成形・設計のための液晶ポリマー, 21, シグマ出版 (1995)
• 3) 杉田寿夫, 松原永治, 瀬戸雅宏, 山部昌 : 成形加工'07 予稿集, 187(2007)
• 4) 瀬戸雅宏, 田中克, 佐藤和人, 山部昌 : 成形加工, 14(10), 671(2002)
• 5) 村田泰彦, 阿部聡, 横井秀俊 : 成形加工, 14(4), 257(2002)

タイトルに関連する用語 (6件)： LCP ,  薄肉 ,  射出成形 ,  固化 ,  挙動 ,  実験解析