抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
近年LANやインターネットを介して制御命令を送信可能な情報家電が普及しつつあり,家庭内における家電制御はより利便性を増している。しかし,まだ多くの家庭には旧来の赤外線リモコンを備えた家電が数多く存在しており家電を操作するにはリモコンを直接操作する必要がある。そのためリモコンが手元にない,手が塞がっていて直接操作できない,といった状況での利用が困難である。また,複数の赤外線リモコンの存在は,リモコン自体の管理や家電制御を煩雑化させる。旧来の赤外線リモコン家電のより便利な制御方法が課題である。本研究では,スマートフォンにリズムパターン認識を用いた家電制御と家電制御の編集機能を実装し赤外線統合リモコンデバイスとの連携による家電制御を実現する。パターン認識を用いて家電制御が容易に行えれば,家電を操作するためにわざわざ赤外線リモコンを用いる必要がなくなり,ユーザが選択できる非接触操作方式の選択の自由度が向上する。本システムは,赤外線信号全方位照射機能を搭載した赤外線統合リモコンデバイスをリズムパターン認識を用いた家電制御と家電制御の編集機能が搭載された家電制御用赤外線統合リモコンデバイス操作アプリケーションで操作し家電制御を行う。被験者実験を行った結果,70%以上の人が本提案手法を使いたいと回答しており,提案手法が音声認識,行動認識に並ぶ新たな非接触家電操作手法になりうる可能性があると示唆した。(著者抄録)