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J-GLOBAL ID:201702262584205500   整理番号:17A1307578

レーザ誘起相転移による電子-フォノンカップリングの抑制

Suppressing Electron-Phonon Coupling through Laser-Induced Phase Transition
著者 (7件):
資料名:
巻:号: 28  ページ: 23309-23313  発行年: 2017年07月19日 
JST資料番号: W2329A  ISSN: 1944-8244  CODEN: AAMICK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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第一原理計算により結晶格子中での電子-フォノンカップリングを抑制するレーザ誘起相転移ストラテジを開発した。通常の加熱/アニーリング法は全原子を動員して進行あるいは逆行できるがピンポイント転移は不可能である。著者らはMoTe2結晶へのレーザ照射により,三角プリズム結合幾何を持つ2D Hex相(2H相)MoTe2は電子-フォノンカップリングで自発的に生成した熱により1個のTe原子を失って八面体構造のツイステッド八面体(1T′相)に不可逆転移することを認めた。MoTe2セルの大きさを(4×1)から(4×5)まで順次変えたDFT計算で,Te空孔率(VTe)が12.5%から2.5%に増したときの相転移バリアは0.82eVから0.40eVに半減した。これは通常のMoTe2の熱相転移で880°Cが必要なのにレーザ処理では400°Cで済むのとよく対応し,またRamanスペクトルで2H-MoTe2は230nmの面内縦振動に対するE2gが主で,1T′-MoTe2は180,200nmの面外横振動に対するBg,Buが支配的であった。同様な結果はYb3+ドープしたHex NaYF4結晶への980nmレーザ照射でも認められた。通常の熱加熱ではNa+とY3+(またはYb3+)が格子中でランダムに交換したネイティブCubic晶が作られるが,数個の原子欠失で局所加熱されてHex構造の相秩序を保持した新規立方晶(Hex-to-Cub)作られることをXRDとXANESで確認した。
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分類 (4件):
分類
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無機化合物一般及び元素  ,  金属酸化物及び金属カルコゲン化物の結晶構造  ,  無機化合物の赤外スペクトル及びRaman散乱,Ramanスペクトル  ,  電子分光スペクトル 
タイトルに関連する用語 (3件):
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